大阪府茨木市にある立体駐車場で今月2日、3歳の男児が上昇中の車載台と床面に挟まれて亡くなった。立体駐車場はこれまでに全国で51万基以上設置されており、事故の死者は過去5年で4人目。使い方を間違えれば惨事に至るが、安全性の審査は業界団体任せになっている。
事故があったのは、マンション敷地内の立体駐車場。地上に1台、地下に2台収容できる3段構造で、母親が最下段の自分の車を出そうとして、地上にある操作盤のボタンを押した。空車だった隣の駐車スペースにいた男児が上昇中の車載台に飛び降りて転倒、胸などを挟まれて死亡した。
メーカー48社が加盟する公益社団法人「立体駐車場工業会」(東京)によると立体駐車場は昨年7月現在、約51万8千基。昇降装置を備えた2段以上の駐車場が大半で、約48万6千基(約178万4千台分)ある。残りはエレベーター方式のタワー型などという。