DROPTOKYO


  • Name

    Soichiro Uchida
  • Jobs

    Hair dresser
  • Country/City

    Japan/Tokyo
  • About

    内田聡一郎(うちだ・そういちろう)/1979.8.30/veticaクリエイティブディレクター/神奈川県出身/神奈川県内美容室1店舗を経て、VeLOオープニングスタッフとして参加し、店長兼ディレクターを経た後、2009年にVeLOの姉妹店となるveticaのクリエイティブディレクターに。サロンワークをはじめ一般誌から業界誌、セミナー等、幅広く活躍中。またプライベートではDJ活動もしており、代官山AIR,渋谷ASIAでのレジデントパーティーをはじめ、都内クラブで活躍。様々なアーティストと競演をはたしている。

shinbiyo舞台裏

February 7th, 2011

久々の舞台裏シリーズです。

先日、撮影したshinbiyoが発売になりました。

今回は

『Eyes on Designers Work』

というshinbiyoの看板企画をやらせていただきました。

6ページにわたる大ボリュームのデザインページで

この企画は本当に今まで出たかった企画だったのでかなり気合い入れて

やらせて頂きました。

ということで恒例のバックヤードを!

今回はモデル4名!

キクチさん。


コズエさん

カホさん

オオタさん。

果たして彼女たちはどんな変身を遂げるのでしょうか?

では仕込みスタート!

キクチさんはこんな黒髪スーパーロングを。。

毛先金髪に!

カホさんは綺麗なラウンドバングにしつつ。。

Wブリーチしましてペールカラーにしつつさらに色を入れます。

太田さんはサイドを切り込みまして。

さらにポイントでカラーします。

色々な色。

神経質に小分けして色を入れます。細かい作業です。

コズエさん、綺麗なグラデーションです。

そして、キクチさんはついに前髪をばっさり!

さらに前髪に大量の細かいセクションカラーを入れます。

ほんと繊細な作業です。

するとこんな感じになりました。前髪と毛先が綺麗。

そして、仕込みもいい感じになったところで本番当日。

まずはレッドブル注入。翼をはやします。

撮影前は真剣モードです。

メイクの久保田さんには絶対的な信頼をおいています。

入念なチェック。

本番当日にもデザインを微調整して完成度を高めます。

トップの毛をパツッと。

さらに繊細に染めます。

アイロンを駆使して造形的に。

こんなんなりました。地毛ですよ。

まだまだがんばります。カットは1mm単位でこだわります。

こんなんなってきました。

長時間の戦い。着々と撮影も進み。。

そして。

出来た作品はこちら!!

僕もアクオスの吉永小百合風に撮ってもらいました。

今回の撮影チーム。

石黒さん(go relax e more)

久保田さん

ありがとうございました!!

今回のテーマは

『新世代のジオメトリック』

と名付けて、僕の考えるジオメトリックという言葉の再解釈を軸に

ヘアデザインを造ってみました。

美容師における絶対的なヴィダルサスーンのジオメトリックというキーワードを

現代的な解釈でさらにデフォルメしたカットデザインの造形美として表現してみたかった。

もっと直球で言えば伝統的なものに21世紀的サブカルチャーをブレンドしてみたかった。

というのがテーマでした。

いかに俗なものをビューティーに昇華するか?というのが

僕の最近の一番、興味深い可能性なのですが、

『すでに美しいとされているものを見て美しいものをつくる』

という時代は終わった気がしていて(こういうと誤解を生むかもしれませんが。。)

もっとその先の新しさを見いだす為にはもっと様々な素材イメージをつかまないとなんですよね。

特に僕らの世代以降。いわゆるゼロ年代がつくるデザインというのは常に日常からインタラクティブに

生まれてくるものだと思っているので

日々のちょっとしたアンテナの感度とそれをろ過するフィルターが大事なんですよね。

という訳でモデルちゃんは最近、僕が激推しのアイドル、

ももいろクローバーの動画見ています。

そんなモデルちゃんの猫耳は

ストライクウィッチーズからインスパイアしていたりするわけで。

そんなももいろクローバーのテーマカラー。

赤、青、黄、紫、桃、緑

の6色を使いカラーデザインしているわけです。

まあ、最終的には今の僕の趣味を発表してるという噂もありますが

そういう遊び心が大切ですよね。

撮影おつかれさまでした!!

(撮影後記)

後日、扉ページを飾ってくれた さんがスーパーロングをばっさり切りに来ました。

断髪式!

お持ち帰りですね!

そんな撮影でした!

毎回、僕のクリエイティブに協力してくれるモデルさん!

それを探してくれるアシスタントのみんな!

そして、編集担当の鈴木さん!

こういったヘアデザインの中でも特別なクリエイティブワークを

造り上げるときはやはりものづくりに対する現場の意識が最重要なので

一生懸命、関わってくれた人には本当に感謝しています。

ありがとうございました!

そんなshinbiyo3月号!

ぜひご覧ください!

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