おもらし注意 登場人物 マエオ・サエコ 1×才(女の子の年齢を聞こう何てうんぬん) 魔女っぽい帽子、マントの下にYシャツとミニスカートを着た女の子 マントは何でも収納できる四次元ポケットのようになっている おっぱいなんて存在しない。パンツはかぼちゃパンツ 魔法を使う度に尿意が増加してしまう 好きなものはマシュマロ サエコは迷っていた。 悩んでいる理由は財布の中身にあった。 普段は町から町へ渡るさいにモンスターっぽいものを倒して資金を得るのだが、今回はそのモンスターに全く遭遇しなかったため所持金がほとんどないのだ。 「……仕方がない。ダンジョンへ入ろう」 サエコはポツリとつぶやくと帽子とマントを装備して、宿の部屋を後にした。 ダンジョンへ入るとモンスターから歓迎を受けた。 どうやら頻繁に人が来るらしく、人間であるサエコを見かけたとたんに襲い掛かってきたのだ。 「サンダー」 入り口付近にいたモンスターを一掃し、お金になるものを手に入れていくサエコ。 「……さて、もどろう」 くるりと来た道を戻ろうとしたサエコはすぐにイラッとした顔になった。 入り口があった場所は壁になっており、外に出られそうにない。 どうやら不思議なダンジョンだったらしく、外に出るにはボスを倒さなければならないようだ。 「……仕方がない……」 ため息をつきながら雷の音を聞いて集まったモンスターを一掃するサエコ。 このくらいの魔法なら使ってもたいした尿意にはならない。 そう、油断しているのであった。 サエコがダンジョンに入ってから30分。 ボス部屋は見当たらず、同じような場所をぐるぐる回っていた。 下半身の重みがだんだんと増してくる。 普段ならどこか陰になる場所などで用を足してしまうのだが、モンスターも多く、他の冒険者に遭遇する可能性があるダンジョンで下半身を露出するどころか、放尿をするなんてサエコにはとてもじゃないができなかった。 「……早く出よう……」 誰もいないのをいいことに杖を股間に挟み必死に尿意に耐えるサエコ。 何も知らない人から見れば自慰のように見えなくもない。 「うぅ……」 魔法を使わないように注意してみても、生理現象である尿意はだんだんと増加していく。 こうなったら恥を忍んでここでするしか。そんなことを考えていたサエコの目の前に大きく開けた部屋が現れました。 「! ここはボス部屋?」 サエコの目の前に大きなゴブリンが現れました。 どうやらこのモンスターがボスのようです。 「サンダー!」 サエコは必殺の魔法で攻撃をします……しかし、ゴブリンは全く倒れません。 一方、今の一撃でサエコの膀胱は大ダメージを受け、サエコは動けなくなってしまいました。 内股になり、杖を今まで異常に強く食い込ませます。 「はうっ……うぅ……」 モジモジとしながら前かがみになるサエコにゴブリンが迫ります。 サエコは焦って呪文を唱えました。 「ビーム!」 杖から出た光線はゴブリンのこん棒に防がれてしまいました。 サエコの膀胱は限界を超えてしまったらしく、ほんの少しだけパンツにおしっこがにじみ出てしまいました。 「も、もう、がまん、でき……」 言い切る前に突然後ろから触手が伸びてきました。 草のようなモンスターが潜んでいたのです。 「い、いやぁ……」 サエコは杖を落としてしまいました。 触手はサエコの両手足をひっぱり、空中にX字の状態でサエコを捕らえました。 いままで前押さえ、そして前かがみの状態で何とか耐えられていた尿意にこんな状態で堪えられるはずがありません。 じゅ……ぽた、ぽたぽた……しょおおお…… 「うぅ……もれ、ちゃった……」 サエコが泣いている様子を見てゴブリンは満足そうに笑っています。 が、そのすぐ次の瞬間ゴブリンと草のモンスターは炭になりました。 なぜなら、サエコが魔力を使えない理由がなくなったからです。 「……最悪……」 ぐすん、と泣くサエコはこの後おもらしパンツのまま村に帰ることになり、村人達におもらしの事実がばれ恥をかいてしまうのでした。 きっと続く。