スマホ:悪質ウイルス被害 8割がアンドロイド

毎日新聞 2012年04月21日 11時01分(最終更新 04月21日 11時32分)

 アンドロイド端末をめぐっては、スマホの電話帳に登録されている名前や電話番号を勝手に外部送信するアプリケーションソフト(アプリ)が出回り、100万人規模の個人情報が流出する被害が確認されたばかり。トレンド社によると、04年から10年ごろまでは実害を及ぼさない「愉快犯」的な悪質プログラムが大半だったが、最近は個人情報の漏えいを狙ったウイルスなどが増え始めている。スマホがGPS機能を搭載しているなどパソコン以上に個人情報を集めやすいことが理由とみられ、警視庁も情報収集を始めている。

 トレンド社によると、ウイルスなどは10年8月に初めて確認された。1年後の11年8月に193個、さらに半年後の12年2月には1358個と急増している。カスペルスキー社によると国内外で11年4月に検出した悪質プログラムのうちアンドロイド端末を狙ったものは5%弱。それが今年3月には81%まで激増しており、アンドロイド端末が狙い撃ちされている状況という。アンドロイドと異なる基本ソフトを搭載するアイフォーンを狙ったプログラムはわずか0.1%にとどまる。

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