全然マンガやアニメと関係ないので恐縮ですが、面白い本を見つけたので紹介したいと思います。英語好きの人は読んでみてはいかがでしょうか。 副島隆彦 『英文法の謎を解く』 (ちくま新書、1995年) いやー、壮絶でした。こんなすごい英文法書は初めて読みました。2、3ページ毎に間違った理論が展開されるのです。英文法解説で笑ってしまうのは初めてでした。おかしな箇所に付箋を貼っていったら、下の写真のようになってしまいました。 ↑ポストイット使い切ったぜ! 筑摩書房は何を血迷ってこんな本を出版したんでしょう? さらに、これが30万部も売れたらしいんですが、世の中どうなってるんだ? まあ、トンデモ本が大ヒットするのはそう珍しいこっちゃないかも知れないけど。 「トンデモ本」の定義は、「作者が意図した読み方とは違う読み方をしても楽しめる本」なのですが、この定義に従えばこれはまさに典型的なトンデモ本です。おかしな英文法解説書は他にもありますが、「トンデモ」と言える英文法解説書は初めてでした。 この人、代ゼミの講師をやっていたらしいんですが、受験生にこんなデタラメを教えていたのか、非常に不安になります。 マンガやアニメと何の関係もないし、15年も前に出版された本なのであんまり長々話しても仕方がないと思いますが、ちょっとあまりに壮絶だったので、少し紹介したいと思います。 まず、この人発音がかなり怪しい。wrong に「ウロング」(41頁)、been に「ベン」(70頁)とフリガナが振ってあります。この人が書いた別のトンデモ本『人類の月面着陸はなかったろう論』(徳間書店)では sword に「スウォード」とフリガナを振っていたので、あんまり発音は上手くないだろうことは想像できます。 次に、例文に間違いが複数あります。この本、間違いなくネイティブチェックを受けていません。
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副島さんはなぁ・・・ この人胡散臭いことばっか言ってるってので有名だし・・・ |
1 2012/04/21 01:47 |
1か!? |
あ 2012/04/21 04:41 |
この著書は国籍は知らないが非日本人の臭いがする。 |
774 2012/04/21 05:17 |
昔の英語教師は、トンデモ多かったよね。大学の講師ですら今考えたらどうでもイイような箇所に妙なこだわりを持ってたり。 |
w 2012/04/21 07:08 |
シリーズ化するなら、「トンデモ」の文字は先頭につけて欲しいような…… |
トンデモネコ 2012/04/21 11:30 |
この変人が研究者に訴訟を起こしたのももはや懐かしいですな |
しまー 2012/04/21 13:14 |
>現在完了は総じて消えつつある表現であり、あと200年ほどで使われなくなるだろうと、予測できる |
ケイ 2012/04/21 15:43 |
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