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宮古 被災地のガイドツアー
4月20日 19時38分

宮古 被災地のガイドツアー
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東日本大震災の津波で大きな被害を受けた岩手県宮古市の観光協会では、大型連休を利用して訪れた人に、被災地のことをより深く知ってもらい、防災への意識を高めてもらおうという「ガイドツアー」の予約が入り始めています。

宮古観光協会では、岩手県に観光客を誘致しようというJRなどの全国キャンペーンが今月から始まったのに合わせて、訪れた観光客に、津波の恐ろしさや現在の復興の状況について、地元の人がガイドして、防災への意識を高めてもらおうというツアーを始めました。
20日は、宮古市田老地区にある、高さ10メートル、全長2.4キロメートルの、国内最大級の防潮堤を、東京と石川県の観光客8人が訪れ、ガイドの澤口勉さんが、防潮堤が津波で破壊されたことや、震災前は碁盤の目のようにきれいに整理された町並みだったことを、写真を見せながら説明しました。
ガイドの澤口さんは、去年の3月11日は田老地区に仕事で来ていて、大地震のあと、地元の人たちと一緒に高台に避難して、防潮堤を津波が乗り越える様子を目の当たりにしたということです。
宮古観光協会によりますと、このツアーはガイド1回当たり4000円で、大型連休の間は毎日予約が入っているということです。
宮古観光協会の山口惣一事務局長は、「宮古市に泊まったり、買い物をしていただいたりすることが復興につながるので、ぜひ宮古市に来てもらいたい」と話していました。

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