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2012年4月21日12時40分

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「平清盛」低迷の理由は? 視聴率、歴代最低レベル

写真:大河ドラマ「平清盛」。主人公・平清盛(右手前)を演じる松山ケンイチ=NHK提供拡大大河ドラマ「平清盛」。主人公・平清盛(右手前)を演じる松山ケンイチ=NHK提供

 NHKの大河ドラマ「平清盛」が低視聴率にあえいでいる。15日の第15回までの平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は14.7%と、歴代最低レベルだ。なぜなのか。

 1963年に大河が始まってから、50年目の節目にあたる作品。民放ドラマの主演級を次々と起用した豪華なドラマだが、1月8日の初回視聴率は17.3%とワースト3だった。回を重ねるたびに視聴者が離れ、4月1日放送分は11.3%。大河自体、近年、20%を切るケースも珍しくなくなったが、それでも異例の低さだ。

 低迷の理由の一つとして指摘されているのが、見慣れない画面だ。

 NHKは今作でリアルな平安時代の再現にこだわった。例えば衣装。絹などの生地は豊富になかったことを踏まえ、登場人物の衣装を意図的に汚し、使い古した感じを出した。平安時代のほこりっぽさを表現しようと穀物の粉を空間にまいた。

 それが視聴者に違和感を与えたようだ。兵庫県知事が「画面が汚い」と発言して話題になったが、NHKにも視聴者から同様の意見が寄せられているという。

 時代劇研究家の春日太一さんは「ハイビジョン化で映像が鮮明になりすぎ、時代劇の衣装やセットがウソっぽく見えるようになってきた。NHKが映画のようなリアルさを求めたのは評価できるが、違和感を感じた視聴者が離れてしまったのだろう」と指摘する。

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