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'12/4/19

都心に分譲マンション建設へ




 広島市中区の紙屋町交差点近くのビル跡地に、14階建て分譲マンションが建設される。中心街である紙屋町、八丁堀地区の相生通り沿いにマンションができるのは初めて。景気低迷で事務所や店舗のニーズが鈍る中、中国地方最大のオフィス街は姿を変えつつある。

 「子育てを終え郊外の団地から移り住むシニア層などに販売したい」。開発を手掛ける日本アイコム(広島市中区)の野上和政社長は、オフィス街の一等地に、「都心回帰」の住まいの需要があると説明する。

 建設地は中区基町の旧三井生命ビル跡地の約430平方メートル。広島電鉄の紙屋町東電停の北側で、近くには証券会社などのオフィスビルが並ぶ。現在は空き地で、日本アイコムが17日付で不動産会社から取得した。マンションは48戸で今夏に着工、来年12月末の完成を目指す。

【写真説明】14階建て分譲マンションが建設される紙屋町東電停前の空き地(撮影・安部慶彦)




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