百合男子2ドラマCD付き限定版（倉田嘘）
通常版
ドラマCD付きの限定版がついてくる倉田嘘先生の百合男子2巻の発売日は6月18日！
…だけど予約締め切りは4月21日で、もう今週末までなんですね。私はもう予約入れてますけど、まだの人はお早めに〜。
倉田嘘先生にツイッターのフォロー外されてもーた(笑)。このタイミングで外されるということはこの先行レビューの内容が気に入らなかったということなんでしょうけど…百合好きの間で非難轟々で取り上げるのが難しいこの作品これだけフォローしてこの対応というのは正直驚きを隠せない。
フォローは倉田嘘先生のほうからしてくれたのがちょっと嬉しくて返しただけなんで別にどうでもいいし、毎回薄氷を踏むような気分で(笑)百合物件でもなんでもない百合男子の記事書く必要もなくなって私は気楽にはなったんですけどね…。
しかし倉田嘘先生、今でもかなりそうなんですが、百合好きの間でも孤立無援になっちゃいません？いや素で不思議なんですが…（＾＾；りっちぃさんがフォローを外せと命令した可能性もありそうで怖い(笑)。百合姫周辺はどんだけ不穏なんだｗ
なんか笑えなくなっちゃったんで倉田嘘先生の作品は今後あんまし取り上げることもなくなるかと思いますが、倉田嘘先生自身は別に嫌いになったわけじゃないし、すごい才能を持った方だという認識は変わってませんし、今後は影からこっそり応援することにしようかと思います。
百合姫周辺は特に動きが不穏すぎるんで心が乱されがちですが、百合作家さんをリスペクトしたいという私の基本スタンスは今後もぶれないように気をつけていきたいですね。
というわけでこの記事もそのうち消すかもしれませんが、私は別に倉田嘘先生の悪口なんか書いてませんでしたよということをわかっていただくためにも、書いた内容は変えずにもうちょっと残しておきます。
ドラマCDには主人公も含め、男が全く登場しないようで、女子同士だけのやりとりが楽しめるそうですよ。
こんなシーンが再現されるかも？
この作品は登場する男どもがとにかく濃いんで(笑)女子同士のやりとりは見過ごされがちなんですが、どんなやりとりがされているのか気になりますね。
公式ブログが更新されましたね。それによると倉田嘘先生の原案を元に脚本を書くのは綾奈ゆにこさん。この方は月刊ニュータイプで「綾奈ゆにこのちいさい百合みぃつけた☆」という百合コラムを書いている人なんですね。これはちょっと注目。
藤ヶ谷沙織役は百合好きとしても知られている声優の佐倉綾音さんと発表されていましたが、新たに宮鳥茜役に戸松遥さん、松岡涼役に茅野愛衣さんが決まったことが発表されましたね。
一応主人公の啓介役には福山潤という声優さんが予定されているようですが、彼は今回は登場しないようですね。公式サイトにもクレジットが出ていません(笑)。
以下各話紹介。
5話。少女漫画というのはモノローグを多用するきらいがあってその辺を批判されることもしばしばあります。そしてこの作品もモノローグはこれでもかというくらい多いんですが…全く少女漫画的ではないですね(笑)。
6話。何か聞いたことがあるようなセリフを叫びながら女子高生2人を観覧車に押し込む啓介が怖い(笑)。
茜と新キャラの陽子が観覧車キスをする百合シーンもあってこれが素晴らしいタッチで描かれていて感激なんですが、それよりR18担当百合男子籠目が再登場してる方を喜んでしまった(笑)。
観覧車の書き込みなどは、この作者さん気が狂ってるのかと思うほど緻密。
7話、魚屋のおっさんは既婚のため百合雑誌の隠し場所に注意を払わねばならず、偽装冷蔵庫を保管場所にすることに。既婚の人は既婚の人で、苦労はありますやね。自分が結婚してしまったために妻が女の子同士仲良くしていた世界を引き裂いてしまったことに一抹の後悔を感じるおっさん。こちらのストーリーは、倉田嘘先生ご自身の体験も生きているような気がするんですが、なんか深いですね…。
個人的には7話が今までで一番良かった。
8話は松岡×藤ヶ谷の黒ロン×黒ロンカップル！啓介の恐怖の追跡が結果的に2人のキューピッド役になってしまって、名前呼びで距離が縮んだ2人のようですが宮鳥は果たして…。
ところで百合カップルをリアルで追跡するのは冗談にしてもシャレにならないんでやめましょうね。昔、某百合作家さんが同人で女子2人で合同誌を出していた頃もストーカーが出現していたらしく、その時の作家さんの怒り具合は半端なかったです。まあそんなの想像するだに怖いですしね。当然のことなんですけども。「百合男子」はリアルな部分もありつつ、しかし脚色を加えてる部分も大きいんで、現実と虚構の区別はつけないといけないですね…ってこんなの説明するまでもないか(笑)。
9話。宮鳥と松岡と藤ヶ谷が3人で仲良くなってる姿を見てひょっとして彼女らは女子同士愛し合っていないのではないかと心配する啓介ですが妄想力を発揮して見事に3人を脳内で再び百合っ子にすることに成功。
その姿に魚屋のおっさんも感動してしまうのでした…。なんか途中まで読んでた私までいい話に聞こえてきた。あやうく感動しかけちゃったよ！(笑
最後の方で啓介がベッドの下に隠してる百合本の最終防衛ラインが、百合姫のさらに奥に「百合姫Wildrose」や「Girls Love」という配置になってこれが本命…と書いてあるのが倉田嘘先生わかってるなぁと思うんですが、その通りなんですよね。百合好き…というか少なくとも私にとっては、百合姫より「百合姫Wildrose」の方が本命なんですよね。こういうストレートな百合アンソロジーをちゃんとコンスタンスに出してれば、百合男子やゆるゆりなどの変化球百合作品も映えるのに…と思ってしまいました。
■腐女子ネタ漫画もあることですし、百合好きの男性ネタ漫画があってもそれはそれで面白いと思うし、私はこの作品、別に反対じゃないですね。
まんがタイムラブリーで連載していた「いつか王子様が」や「リンケージ」、「それでもやっぱり恋をする。」などを見ても分かるとおり、倉田嘘先生は元々少女漫画的な作風も描ける人で、人物の心の機微や話を展開させる上手さに光るものを持っていた方なんですが、それが百合男子の内面を描くこの作品の良さにも活かされているなあという気がします。
しかしこの作品自体は完全に少年漫画的演出で描かれていて、登場するのが男子ならではの強烈で滑稽なギャグがふんだんに取り込まれているのがすごいですね。倉田嘘先生の多才さを感じさせます。
百合というのは、男を絡めたお話ではできない女子同士の、男に比べれば激しくはないけど可愛くて楽しいやりとりや、恋心のほのかな描写や、男女やBL作品では出来ない細かい心理描写が出来るのが特色ですが、逆に強烈で滑稽なギャグや熱血展開などは描くのが難しいですね。しかしこの作品は百合好きを題材にしつつも少年漫画的な大胆な演出を取り入れることが出来ていて、他の作品では感じる事ができない一風変わった面白さが楽しめる作品になっていると思います。
ただ1巻の巻末のつまんない対談は蛇足でした。担当が倉田嘘先生始め百合姫作家さんを侮蔑してる発言が目立つんであれはもうやめて欲しいですね。冗談で済めばいいけど「百合道とは死ぬ事とみつけたり」の一件もあるとおり、シャレで済んでない部分も多いんじゃないですか？私も倉田嘘先生の描写技術の超絶的素晴らしさ、お人柄の良さを買ってるだけですので、そこのところはくれぐれも勘違いしないようお願いします(笑)。
1巻の紹介はこちら。
「それでもやっぱり恋をする。」の紹介はこちら。
「リンケージ」の紹介はこちら。
こんなシーンが再現されるかも？
この作品は登場する男どもがとにかく濃いんで(笑)女子同士のやりとりは見過ごされがちなんですが、どんなやりとりがされているのか気になりますね。
公式ブログが更新されましたね。それによると倉田嘘先生の原案を元に脚本を書くのは綾奈ゆにこさん。この方は月刊ニュータイプで「綾奈ゆにこのちいさい百合みぃつけた☆」という百合コラムを書いている人なんですね。これはちょっと注目。
藤ヶ谷沙織役は百合好きとしても知られている声優の佐倉綾音さんと発表されていましたが、新たに宮鳥茜役に戸松遥さん、松岡涼役に茅野愛衣さんが決まったことが発表されましたね。
一応主人公の啓介役には福山潤という声優さんが予定されているようですが、彼は今回は登場しないようですね。公式サイトにもクレジットが出ていません(笑)。
以下各話紹介。
5話。少女漫画というのはモノローグを多用するきらいがあってその辺を批判されることもしばしばあります。そしてこの作品もモノローグはこれでもかというくらい多いんですが…全く少女漫画的ではないですね(笑)。
6話。何か聞いたことがあるようなセリフを叫びながら女子高生2人を観覧車に押し込む啓介が怖い(笑)。
茜と新キャラの陽子が観覧車キスをする百合シーンもあってこれが素晴らしいタッチで描かれていて感激なんですが、それよりR18担当百合男子籠目が再登場してる方を喜んでしまった(笑)。
観覧車の書き込みなどは、この作者さん気が狂ってるのかと思うほど緻密。
7話、魚屋のおっさんは既婚のため百合雑誌の隠し場所に注意を払わねばならず、偽装冷蔵庫を保管場所にすることに。既婚の人は既婚の人で、苦労はありますやね。自分が結婚してしまったために妻が女の子同士仲良くしていた世界を引き裂いてしまったことに一抹の後悔を感じるおっさん。こちらのストーリーは、倉田嘘先生ご自身の体験も生きているような気がするんですが、なんか深いですね…。
個人的には7話が今までで一番良かった。
8話は松岡×藤ヶ谷の黒ロン×黒ロンカップル！啓介の恐怖の追跡が結果的に2人のキューピッド役になってしまって、名前呼びで距離が縮んだ2人のようですが宮鳥は果たして…。
ところで百合カップルをリアルで追跡するのは冗談にしてもシャレにならないんでやめましょうね。昔、某百合作家さんが同人で女子2人で合同誌を出していた頃もストーカーが出現していたらしく、その時の作家さんの怒り具合は半端なかったです。まあそんなの想像するだに怖いですしね。当然のことなんですけども。「百合男子」はリアルな部分もありつつ、しかし脚色を加えてる部分も大きいんで、現実と虚構の区別はつけないといけないですね…ってこんなの説明するまでもないか(笑)。
9話。宮鳥と松岡と藤ヶ谷が3人で仲良くなってる姿を見てひょっとして彼女らは女子同士愛し合っていないのではないかと心配する啓介ですが妄想力を発揮して見事に3人を脳内で再び百合っ子にすることに成功。
その姿に魚屋のおっさんも感動してしまうのでした…。なんか途中まで読んでた私までいい話に聞こえてきた。あやうく感動しかけちゃったよ！(笑
最後の方で啓介がベッドの下に隠してる百合本の最終防衛ラインが、百合姫のさらに奥に「百合姫Wildrose」や「Girls Love」という配置になってこれが本命…と書いてあるのが倉田嘘先生わかってるなぁと思うんですが、その通りなんですよね。百合好き…というか少なくとも私にとっては、百合姫より「百合姫Wildrose」の方が本命なんですよね。こういうストレートな百合アンソロジーをちゃんとコンスタンスに出してれば、百合男子やゆるゆりなどの変化球百合作品も映えるのに…と思ってしまいました。
■腐女子ネタ漫画もあることですし、百合好きの男性ネタ漫画があってもそれはそれで面白いと思うし、私はこの作品、別に反対じゃないですね。
まんがタイムラブリーで連載していた「いつか王子様が」や「リンケージ」、「それでもやっぱり恋をする。」などを見ても分かるとおり、倉田嘘先生は元々少女漫画的な作風も描ける人で、人物の心の機微や話を展開させる上手さに光るものを持っていた方なんですが、それが百合男子の内面を描くこの作品の良さにも活かされているなあという気がします。
しかしこの作品自体は完全に少年漫画的演出で描かれていて、登場するのが男子ならではの強烈で滑稽なギャグがふんだんに取り込まれているのがすごいですね。倉田嘘先生の多才さを感じさせます。
百合というのは、男を絡めたお話ではできない女子同士の、男に比べれば激しくはないけど可愛くて楽しいやりとりや、恋心のほのかな描写や、男女やBL作品では出来ない細かい心理描写が出来るのが特色ですが、逆に強烈で滑稽なギャグや熱血展開などは描くのが難しいですね。しかしこの作品は百合好きを題材にしつつも少年漫画的な大胆な演出を取り入れることが出来ていて、他の作品では感じる事ができない一風変わった面白さが楽しめる作品になっていると思います。
ただ1巻の巻末のつまんない対談は蛇足でした。担当が倉田嘘先生始め百合姫作家さんを侮蔑してる発言が目立つんであれはもうやめて欲しいですね。冗談で済めばいいけど「百合道とは死ぬ事とみつけたり」の一件もあるとおり、シャレで済んでない部分も多いんじゃないですか？私も倉田嘘先生の描写技術の超絶的素晴らしさ、お人柄の良さを買ってるだけですので、そこのところはくれぐれも勘違いしないようお願いします(笑)。
1巻の紹介はこちら。
「それでもやっぱり恋をする。」の紹介はこちら。
「リンケージ」の紹介はこちら。