大飯再稼働:経産省前で集団ハンスト突入
毎日新聞 2012年04月17日 20時05分
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に反対して、「脱原発」を訴える市民グループが17日、東京・霞が関の経済産業省の敷地内で集団的なハンガーストライキを始めた。唯一運転中の北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)が定期検査で止まる5月5日まで、ハンストを続ける。
市民グループ「経産省前テントひろば」のメンバーが「福島原発事故の原因も究明されない中、再稼働を強行しようとすることは絶対に許されない」などと宣言。川田龍平参院議員(みんなの党)や作家の落合恵子さんらが支援に訪れ、「再稼働を阻止して、5月5日を原発ゼロの記念日として迎えよう」などと激励した。
経産省では、福島原発事故発生から半年の昨年9月11日から、桜田通りに面した一角に市民グループがテントを張り、脱原発を訴えている。これに対し、国有地の不法占拠だとし、経産省は敷地からの退去とテントの撤去を求めている。【松田真】