前回から、だいぶ間が空いてしまいました。
保存関連の記事の続きを期待していた方がおられれば申訳無いです。
前回分を記し終えてから、次回は影縫いを用いた電子書籍の保存の実例を記そうと色々と構想を練っていたのですが、なかなかうまくまとめれず..
画面も入れたいし、それなら作者さんにお伺いも.. でも複数ソフト使うし.. などと考えていると、だんだん億劫になって進めあぐね、思った以上に時間が経過してしまいました。
しかもそうやっているうちに..
"影縫い" で、一部のビューアでキャプチャが撮れない状態になったりもしました。
"影縫いの最新版" を使うとまた撮れる様になりましたが...
この方法もいつまでも通用する方法では無いかもしれないな、とか思うと余計に書き辛くなり..
更に時間が経ってしまいました。
という事で、言い訳はこのぐらいにして、主題である影縫いを用いた電子書籍のキャプチャについて、(絵入りの手順説明は断念したので)以下に要点のみを列挙していきます。
試してみようと思われた方は、事前に是非確認しておいて下さい。
尚、この "本の保存" の一連の記事で、"影縫い" でキャプチャができる(キャプチャに最適)、と結論を出してきましたが、冒頭でも述べた様に一時的に撮れない状態になった事もあり、いつまでも通用する方法では無いかもしれませんので、その点については御了承ください。
加えて、"影縫い" 自体もフリー版は制約がだいぶキツくなってきたりもしているので注意願います。
■ | ソフトは最新版を入手 | ||||||||||||
前述の様に、古いバージョンのものは(ビューアソフトが変化(対応)して)撮れなくなる可能性があるので、できるだけ最新のものを入手して利用する。 使うたびに最新版がリリースされていないか確認したほうが良いかも。 |
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■ | ソフト本体は作者さんのページでダウンロード | ||||||||||||
ソフトはベクターやDL-MARKETでもダウンロードできるが、作者さんのブログのほうが常に最新の様なのでこちらから入手したほうが良い。 その場合、ダウンロードしたファイルの識別子の変更(zipに)などが必要。 このページ→ 影縫いのダウンロード また、影縫いと紫金丹のバージョンは合わせておいたほうが良い。 |
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■ | シリアルキーは販売サイトで購入 | ||||||||||||
紫金丹のソフトを取り出すにはベクターかDL-MARKETでソフトを購入する必要有り。 (サンプル版はシリアルキー無しでも解凍して使える) DL-MARKETは銀行決済(振込)でも買えて便利。 購入してzip解凍用のシリアルキーのみ入手して、ソフトそのものは上述の最新版のほうを使えば(解凍すれば)良い。 |
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■ | インストールは配置のみ | ||||||||||||
インストールは単にzipを解凍して影縫いと紫金丹を同じ場所に置くだけ。 dllのファイルが重複しているが、(ソフトのバージョンが同じなら)同じものなので片方は無視する。 |
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■ | 紫金丹で制限拡張 | ||||||||||||
紫金丹を起動してボタンを1つ押すだけで影縫いが制限拡張される。 |
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■ | 念の為に別名に.. | ||||||||||||
影縫いのexe名を念の為に適当な名前に変更して使ったほうが良い。 これをやらないと(抑止されて)キャプチャが撮れないビューアも存在する。 例: Kagenui.exe → abcd.exe |
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■ | 設定画面で影縫いモードに | ||||||||||||
設定サブ画面で "方式" の選択を "影縫い" にしてキャプチャを実行。 他にも次の様な設定要。
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■ | ウィンドウの位置とサイズを調整 | ||||||||||||
ウィンドウをまるごとキャプチャする方式なので、後でどんな機器で読み返すかをよく考えてキャプチャする大きさを決め、電子書籍ビューアのウィンドウの大きさを変えてからキャプチャする。 ビューアの位置を左から120px以上離れたところにしないとキャプチャを実行できないので、ビューアのウィンドウを影縫いの画面が隠れないぐらいの位置(右側)に少し動かす。 ビューアのウィンドウの位置とサイズは、手で自分で適当に動かしても良いが、影縫いの確認サブ画面に位置とサイズを強制変更する機能があるのでこれを利用すると正確に(ピクセル単位で)変更できる。 後で何冊もやる場合は、この値を覚えておいたほうが良い。 但し、強制変更できないビューアも存在する。 また、ウィンドウサイズは、殆どのビューアが一定値以上に小さいサイズにはできない様(最低限の大きさが定められている模様)なので要注意。 |
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■ | 文字の大きさと背景色はよくよく考えて調整 | ||||||||||||
キャプチャしたものは画像形式のデータとなるので、元の電子書籍の様に文字サイズや背景色の変更ができなくなる。 適当にキャプチャするのではなくあとあと見易い様に、ビューアの設定で文字の大きさと背景色を調整してからキャプチャに臨む。 背景色は "白" よりも少し淡い色をつけたほうが見易い。 |
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■ | キャプチャ中は操作しない | ||||||||||||
取得中はかなり複雑な動きをするので、極力画面を操作せずに終わるのを待ったほうが良い。 関係の無いウィンドウも極力非表示にしておいたほうが良い。 |
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■ | 繰り返し使う場合はファイルを退避 | ||||||||||||
キャプチャしたファイル名は実行する度に img-0001.jpg などの命名で上書きされていく。 複数の本のキャプチャで繰り返し使う場合は、取得した画像を速やかに別のフォルダに退避しておかないと、前に撮ったキャプチャが消えてしまう。 |
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■ | 取得後に画像を編集 | ||||||||||||
取得したキャプチャ画像は(Windowの枠などの)余分なところがあるので、これを別の画像編集系のソフトで除去(トリム)する。 影縫いと同じくベクターでダウンロードできるフリーソフトの Photoshifter などが一括で行えて便利。 設定>変換設定の画面のトリミングのタブで上下左右の切り取り幅を指定する。 端から何px切り取るかについては、ペイントなどのソフトで手動で切り取ってみて決めれば良い。 |
こんなところですね。
因みに、取得した画像ファイルはPCで閲覧しても良いですが、jpgやpngなのでスマフォでも読めます。
電子書籍の保存、という趣旨からは多少それてしまう話ですが、スマフォに画像ビューアのソフトを適当に準備しておけば、取得したは画像ファイルはPDF化などせずにそのままzip圧縮してスマフォに放り込んで解凍すれば、十分実用に耐え得るレベルで読む事ができます。
私も最近は、Androidのスマフォで読みたい場合はそうしています。
で、こういう使い方をする場合、どんなサイズでキャプチャするか、などが工夫のしどころで、そのあたりも詳しく書きたかったのですが...
挫折しました。 (- -;)
後日に気力が湧けば、またそのあたりについても記してみたいと思います。
今回は以上です。
私も、いつサービスが終了するか解らない電子書籍に疑問を感じ、お金を払った以上「キャプチャ」してなるべく保存しておきたい、と思っている1人です。
5月に記事にされていたBookLiveさんの本がどうしてもキャプチャできず、悩んでいました。
windowsの機能でできるとの事だったのですが、簡単にできるのでしょうか?(私にもできるのでしょうか?)
これからも参考にさせていただきます!
ですよね、多くの方が同じ思い(電子であっても本は残しておきたい)をされていると思います。
BookLive!さんの本も今記事に記した "影縫い" と "紫金丹" というソフトを使えばいともあっさりとキャプチャする事ができます。
本文に記した様に永久に可能であるとは保障できませんが..
という事で、"紫金丹" は有償ソフトなのでとりあえず本文の手順を参考に "影縫い" を使ってみてくださいね。
"紫金丹" を適用しなければ(キャプチャ画像が縮小されて+連続実行できず)ほとんど使いものにならないので最終的には "紫金丹" を購入せねばならないとは思いますが、今まで全く撮れなかったものが "影縫い" で撮れる、という事だけは解ります。
私の記した内容も十分ではないと思うので、何かつまずく事があれば、いくらでもコメントに書き込んでくださいね。
他の方への参考にもなると思いますので。 ^^