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口てい疫2年 防疫演習

宮崎県に大きな被害をもたらした口てい疫の感染確認から20日で2年です。
宮崎県は、万が一、口てい疫が再発した場合に備え、感染拡大を防ぐための防疫演習を行いました。20日の演習は、宮崎県庁の対策本部と、都城市内に設けられた現地対策本部をテレビ会議システムで結んで行われ、県や農業団体などからおよそ130人が参加しました。
演習は、全国有数の畜産地帯、都城市の農場で、口てい疫が疑われる症状の牛が見つかったという想定で始まりました。
都城市の現地対策本部では、農場の周囲に感染を広げないための消毒ポイントの位置や、家畜の移動を制限する地域などを地図に書き込んでいました。
同時に別の班は、家畜の処分に必要な人員や機材、それに処分した家畜を埋める場所の確保に向けた調整などを行って手順を確認していました。
現地対策本部には、農場に入った先遣隊から中継映像が送られ、畜舎の内部の詳しい状況などを確認しながら情報のやり取りが行われました。
演習を見学するため、県内の市町村のほか、福岡や鹿児島など九州のほかの県からも担当者およそ110人が訪れ、メモを取るなどして見守っていました。
おととし感染が集中した川南町の担当者は、「県と地元の連携が取れていて、大変参考になった」と話していました。
宮崎県の河野知事は、「おととしの発生を教訓にさまざまな対応が進歩していると手応えを感じている。2度と発生させないという緊張感を今後も持ち続けていく必要がある」と話しました。
また県畜産・口蹄疫復興対策局の永山英也局長は、「発生時は国や県と地元の市町村との連携不足も指摘されたが、当時の反省を生かし、情報共有するなど連携を強化していきたい」と話していました。

04月20日 13時03分

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