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珍味・犬肉料理を堪能しよう!
韓国をはじめ、中国でも食されている犬肉料理。犬肉料理と聞いて、「え〜!ワンちゃんを食べちゃうのっ?!」というように、まだまだマイナスイメージを持つ方も多いかもしれませんが、食材とされているのは食用の畜犬(もちろんペットは食べません!)で、韓国では昔から体によい料理として愛されてきました。日本でもウナギやクジラ、馬などの肉を食べる食文化があるように(やはり西洋の人からは「なんでそんなもの食べるの?!」と非難されているようです)、犬の肉を食べるというのも韓国の食文化なのだから、ありのままを素直に受け止めるべきなのではないでしょうか。とまぁ、長い話はこれぐらいにしといて、日本では食べることのできない珍味・犬肉料理を今回はご紹介したいと思います。
特に韓国では三伏と呼ばれる時期(夏至から数えて3度目の庚の日である「初伏」と、4度目の庚の日である「中伏」、立秋後初めての庚の日である「末伏」の総称であり、1年中で最も暑い時期)になると、韓国では補身湯(ポシンタン:犬肉のスープ)や参鶏湯(サムゲタン:鶏のスープ)を食べる慣わしがあるほどで、犬肉料理がいかに栄養価に優れているかが伺えます。
今回ご紹介するここパクダルジプは初代の朴麗淑さんが平壌市で1920年代から食堂を創業したのがはじまりで、その後は長女の朴順姫さんが北から南に渡って家業を継ぎ営んできました。現在は林完奎さんが3代目として跡を継ぎ、3代に渡って受け継がれてきた伝統の味をそのまま守り続けている、由緒あるお店です。
パクダルジプの食材は犬の肉の中でも最も美味といわれる黄狗にこだわっています。
***ではどんな料理が味わえるのか、この店のメニューをご紹介♪***

補身湯(ポシンタン)

韓国料理の『湯(タン)』とは普通、野菜や肉の入ったスープのことを指すのが一般的で、補身湯もこれと同様に野菜と一緒に犬肉を煮込んだ料理のことを指します。「補身湯(身を補うスープ)」という名前からして、体によさそうな感じがします。手軽に犬肉料理に挑戦したいのならこれがおすすめ。

1人前:7,000ウォン


スユクべクバン

スユクとはゆでた肉のことで、これにべクバン(白いご飯)がついてきます。皮の部分にはコラーゲンが豊富で、加熱するとゼラチンに成分が変わり、このやわらかさが最高だとか。犬肉の脂には不飽和脂肪酸が多く含まれており、高血圧や中風によいと言われています。


1人前:12,000ウォン

ヤチェジョンゴル(野菜鍋)

ヤチェとは野菜、ジョンゴルとは鍋のこと。たっぷりの野菜と肉を一緒に食べればバランスのとれた食事が取れること間違いなし。犬の肉は栄養価が高いうえコレステロールが低く、医者が手術後の患者に対し、体力回復のために勧めることもあるほど。特に男性には精力をつけるのにもってこいの料理であり、女性には美容によい料理と言われています。

1人前:12,000ウォン


ハンバンジョンゴル
(韓方鍋)

ただでさえ体にいいと言われる犬肉だけれど、これに韓方薬の原料にもされる高麗人参やナツメなど栄養価の高い食材と一緒になって登場!

1人前:15,000ウォン


部位別スユク

犬肉は牛肉や豚肉と比べ、やわらかく弾力性があるのが特徴的。口の中で溶けるような触感で、噛まなくても飲み込めるようなほどやわらかい。冷凍した犬肉は肉質がかなり劣るため、パクダルジプは断固として冷凍肉を使いません。

この料理はキログラム単位で価格が変動。


戊戌酒(ムスルジュ)

パクダルジプお勧めの一品がこの戊戌酒。3代引き継がれてきた伝統秘方である黄狗で醸し出された酒で、犬肉料理をおつまみとして毎日3食、食事の際に1〜2杯ずつ飲めば、五臓を癒し、あらゆる神経衰弱に効能があり、血液循環をよくし、丈夫な胃腸をつくり、腰や膝を温め、精力増進によいという文献が残っている伝統秘酒です。

1本:10,000ウォン

なんといってもこのパクダルジプはお店がすごくお洒落なんです。外観はもちろん店の中も手入れが隅々まで行き届いていて、少人数から団体さんまで、ゆっくりとくつろげること間違いなし!
お店は本館別館に分かれていますが、すぐ近くにあります。年中無休で、10名以上の団体であれば無料送迎バスのサービスもあります。

【写真左】別館の外観
開放的な雰囲気がGOOD。
【写真右上】喫煙席もこんなにお洒落。オープンカフェみたいで素敵・・・
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こちらは別館2階のお座敷です。少人数で楽しめる個室をはじめ、大広間での宴会もOKで、広々としたゆとりのある空間が広がっています。店全体が落ち着いた雰囲気です。

〜お店情報〜

店名: パクダルジプ
住所:金井区久瑞2洞1026-2
電話:051-515-9879(本館)/ 051-583-3555(別館)
FAX:051-516-8122
ホームページ:http://www.bakdal.zoa.to/main.html(韓国語のみ)

定休日:年中無休

【写真】3代目主人の林完奎さん。

 

ここは梵魚寺東莱温泉からも近いので、観光のついでに寄ってみるのもいいでしょう。

地下鉄利用の場合:1号線斗実(ドゥシル)駅F出口を出て、最初の角を左折し山の方に向かって上る。(徒歩約10分)
バス利用の場合:バスは49-1、51-1、80、80-1番を利用。梵魚寺方面のバスに乗り、久瑞洞(クソドン)停留所で下車。下車後、もう一段上の道路(クムセムキル)へ上がる。

***10名以上の場合は無料送迎バス有り!***


* この情報は2002年6月~2004年3月までに掲載されたものです。
掲載記事の内容(料金、営業時間など)が変更になっている場合もありますのでご了承ください。
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