現場発:障害か 障がいか 表記を巡り揺れる九州・山口/「負のイメージ助長」「気にならない」 

2012年04月15日

福島・内閣府特命担当相(当時)に「障碍」と表記できるよう要請する古川・佐賀県知事(左奥)=東京都千代田区の内閣府で10年2月25日
福島・内閣府特命担当相(当時)に「障碍」と表記できるよう要請する古川・佐賀県知事(左奥)=東京都千代田区の内閣府で10年2月25日

 各自治体はどうか。九州・山口の県、県庁所在市、政令市の計17自治体のうち9自治体は漢字、8自治体は平仮名とほぼ拮抗(きっこう)。大分県は「『害』に不快感を覚える人がいる」と各市町村に通達し、同様の理由で宮崎県は07年度、熊本県は09年度から平仮名にした。

 しかし、どこも法律や条例を引用する際は漢字のまま。05年度に「障がい」にした佐賀市の障がい福祉課の担当者は「各部署から『どう使い分ければいいのか』という問い合わせが絶えず混乱している」と打ち明けた。

 一方、長崎、山口両県は漢字で「各団体にアンケートしても賛否両論あり、慌てて変更する必要はない」。福岡、鹿児島両県も「国の今後の動きを見て決めたい」とした。

 佐賀県は10年2月、旧字「障碍(がい)」の「碍」を常用漢字に入れるよう国に要望。古川康知事は「碍は『妨げ』の意味でふさわしい」と福島瑞穂・内閣府特命担当相(当時)に要請した。

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