NHK宮城県のニュース 仙台放送局
県外への避難者 9000人超
震災で宮城県から県外に避難している人がいまも9000人を超えていることがわかり、県と地元の市町村では避難者の実態の把握と支援を強化する方針です。
これは19日、県庁で開かれた被災者への生活支援を行う県と市町村の担当者による会議で報告されました。
それによりますと総務省の避難者情報システムの今月12日時点のデータでは、宮城県から県外にいまも避難している人が9164人に上り、全国の都道府県に分散しているということです。
避難先で最も多いのは岩手県で1250人、次いで東京都が939人埼玉県が619人山形県が605人などとなっています。
避難者の多くは震災で家や仕事を失って生活再建のメドが立たないことなどから県外に転出したと見られるということです。
しかし、誰がどこに避難しているのかを地元の市町村が把握するには、避難した人が避難先の自治体で登録する総務省の避難者情報システムだけが主な手段となっていて、実態がまだ把握しきれていないということです。
このため避難者に復旧の進ちょくや住宅や雇用などの地元の情報をどうやって届けるかも課題となっています。
会議では避難者に総務省のシステムへの登録を呼びかけることや、避難先がわかる場合は、避難先の自治体に地元の情報を届けるために協力を求めることを申し合わせました。
県の担当者は「宮城県に早く戻ってもらうための取り組みに力を入れたい」と話していました。
04月19日 18時51分
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