2004(平成16)年3月に、旧社会保険庁が保有する国民年金保険料の未納情報等に関する個人情報の漏洩が疑われる事例が報道されたことから、事実関係について同庁において調査を実施した。その結果、多数の職員による業務目的外の閲覧行為が明らかになり、閲覧行為を行った者、システム運用責任者等が多数処分(973名を懲戒処分)を受けた。その後、同庁において年金個人情報の管理責任の明確化やアクセス内容の監視体制の強化が図られた。