社会

マザック元社員 証拠隠滅か、メールを削除
(愛知県)
 工作機械メーカー最大手「ヤマザキマザック」の機密情報流出事件で、再逮捕された元社員の男が中国の政府関係者らとやりとりしていたメールなどを削除していたとみられることが分かった。ヤマザキマザックの元社員で、中国国籍の唐博容疑者(31)は会社のコンピューターから約2万4000件に上る工作機械の設計図面データを持ち出した疑いがもたれている。唐容疑者は中国の政府関係者とみられる人物らと、メールやチャットで「図面データの受け渡し」を示唆する内容のやりとりをしていたが、その後の捜査関係者への取材で、唐容疑者がこれらのメールやチャットをほとんど削除していたとみられることが分かった。警察は、唐容疑者が証拠隠滅を図ったとみて、事件の全容解明を進めている。
[ 4/19 19:55 中京テレビ]