NHK新潟県のニュース 新潟放送局

知事「がれきリスクある」

新潟市や長岡市などが、東日本大震災で出た被災地のがれきを受け入れることを表明し住民への説明会などを始めていることについて、泉田知事は「リスクがあると言わざるを得ない」と述べ、あらためて懸念する考えを示しました。
震災で出た宮城県と岩手県のがれきについて新潟市と長岡市、三条市、新発田市それに柏崎市の5つの市は、放射性セシウムの濃度が1キログラムあたり100ベクレル以下のがれきを受け入れて、それぞれの施設で焼却処分することを表明しています。
このうち三条市では、住民への説明会を開いて受け入れに理解を求めていますが住民からは影響を心配する声が出ています。
これについて、泉田知事は19日の会見で、「放射性物質が蓄積する総量や濃縮されたあとの焼却灰をどうするのか答えることなく、ほかのゴミと一緒に燃やすというのではやはり住民から反発が出る」と述べ「5つの市が表明している受け入れ方法はリスクがあると言わざるを得ない」と批判し、あらためて懸念を示しました。
その上で泉田知事は「放射性物質は人間社会から隔絶して、集中管理するのが原則だ。ばらまいて薄めていいなら、原発の燃料棒も砕いて海にまけばいいという話になってしまう」と述べて、がれきに含まれる放射性物質の管理を徹底すべきだとの考えを強調しました。震災のがれきをめぐっては、国が復興を進めるために全国の自治体に受け入れを要請していて、三条市に続いて新潟市も来月から説明会を開いて住民に理解を求めることにしています。

04月19日 19時12分

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