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南相馬 警戒区域の解除で生活再建は4月16日 3時31分
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東京電力福島第一原発の事故で指定された福島県南相馬市の警戒区域が、16日午前0時に解除されました。
津波の被害を受けた沿岸部の自治体で警戒区域が解除されるのは初めてです。
政府は原発事故の影響で警戒区域と計画的避難区域に指定された11の自治体を対象に放射線量の高さによって3つの避難区域への見直しを進めていて、今月1日の福島県川内村と田村市に続き、南相馬市でも16日午前0時に警戒区域が解除されました。
15日は解除に先だって、南相馬市の国道沿いの駐車場で、立ち入りが自由になる地域の防犯活動を行う警察と住民によるパトロール隊の出動式が行われました。
そして、午前0時に警戒区域が解除されると、原発からおよそ20キロの距離にあった警察の検問所が撤収されました。
検問所は原発からおよそ10キロまで近づいた南相馬市と浪江町との境界に移動し、警察官は新たな検問所で通行車両をチェックしていました。
また、警戒区域へ通じる道には新たにバリケードを設置して車が通行できないようにしていました。津波の被害を受けた沿岸部の自治体のうち、警戒区域が解除されるのは南相馬市が初めてで、住民にとっては津波と原発事故という二重の被害を抱えるなかで生活再建を目指すことになります。
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