検索すると他のサイトにリダイレクトされる
この記事では、Firefox から検索を行うと予期しないサイトが表示される現象について説明します。たとえば、Google で検索を行うと大量の広告のあるページにリダイレクトされたり、別の検索エンジンが使用されたりする場合です。
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ロケーションバーからの検索のみ影響を受ける場合
ロケーションバーに文字列が入力されると、Firefox は、それが Web サイトのアドレスかどうかを確認するためのリクエストを ISP に送信します。サーバがドメイン名が存在しないというエラーを返した場合は、keyword.URL 設定にある検索エンジンで検索します (詳しい情報は ロケーションバーで検索する を参照)。多くの ISP や DNS サーバが、ドメイン名が存在しないというエラーを返さずに自分の検索サイトにリダイレクトすることがあります。
まず、keyword.URL 設定を確認して、必要な検索サイトが設定されており、有効になっていることを確認してください。
ロケーションバー に about:config と入力し、EnterReturn キーを押します。
- about:config の "動作保証対象外になります!" という警告ページが表示されます。 をクリックし、 about:config ページを開いてください。
- 上部のフィルタ欄に keyword と入力してください。
- keyword.URL 設定の値が使いたい検索サイトに設定されていることを確認してください。既定デフォルト 値にリセットするには、設定を右クリック Ctrl キーを押しながらクリック し、 を選択します。
- keyword.enabled 設定の値が true になっていることを確認してください。そうでなければ、設定をダブルクリックして、true にしてください。
また、いくつかの ISP は、リダイレクトを行う "DNS アシスタンス" サービスを行っています。その場合はサービスを解除できないか ISP に確認してみてください。解除できない場合、ロケーションバーから検索を行うために次の回避策をとれます。
- ロケーションバーから検索をする場合、複数の単語を使用する。ロケーションバーに複数の単語が入力されたときは、Firefox は DNS のリクエストを行わず検索を始めます。そのため、検索エンジンに無視される単語 (例えばプラス記号 +) をダミーとして入力するとよいでしょう。たとえば、検索語が 1 語の場合に「+ 検索語」と入力します (+ と単語の間にスペースが必要です)。検索したい語が複数語の場合は「検索 キーワード」とそのまま入力するだけでよいでしょう。
- 検索エンジンを割り当てたキーワードで検索を行うスマートキーワードを利用することもできます。例えば、g キーワードは Google で検索を行えます。この場合は、「g 検索語」とロケーションバーに入力してください。スマートキーワードを使う方法は スマートキーワード を参照してください。
すべての検索が影響を受ける
検索バーから検索しても検索サイトから直接検索しても別のサイトにリダイレクトされる場合、コンピュータにウイルスやスパイウェア、トロイの木馬のようなマルウェアがインストールされていることが原因かもしれません。マルウェアを駆除する方法は、マルウェアが引き起こす問題 を参照してください。