双方の軍は、豊かな埋蔵量を保有する油田があるヘグリグ近郊で戦闘を行っている。同地域は最近、南スーダン軍が制圧した。
国連の潘基文事務総長は南スーダンのキール大統領に対し、ヘグリグへの攻撃を停止するよう求めたが、キール大統領は「私は貴方の指示を遂行するための貴方の部下ではない」と大胆な返事を返した。
専門家らの見解によると、キール大統領は「スーダンの独裁政権」との戦いで南スーダンを支援し、現在は南スーダンに軍事基地の建設を考えている米国の揺るぎないに支持に確信を持っているため、このような行動を取っているという。
米企業は南スーダンの石油産地とケニアのラム港を結ぶ石油パイプラインの建設についてロビー活動を行っている。
これは石油製品を輸送する際にスーダンへの依存を無くすだけでなく、スーダンの経済状況を悪化させ、米国が敵対視しているスーダンのバシル政権を弱体化に導く。一方でロシアと中国はバシル政権の崩壊に関心を持っていない。そのため南北スーダン対立の先鋭化は、米国とロシアおよび中国関係 の緊張を高めるほか、世界の天然資源分割争いも緊迫化することを意味する。
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