iOS5.1で使えなくなった「設定画面のURLスキーム」を使うたった一つの冴えたやり方

 こんにちは、reynotchです。

 iOSをVer5.1にアップデートしたことで、音声アシスタント機能Siriが日本語に対応したのはいいのですが、その反面とても困ったこともあります。
 
 それは、「設定画面のURLスキーム」が使えなくなったことです。

 iOSでは、設定画面配下の機能を呼び出すのにとても手間がかかります。私は、SONYのMW600というBluetoothヘッドフォンを愛用しているのですが(とても使い勝手がよくておすすめですよ)、Bluetoothを呼び出すまでが一苦労。
 
 「設定」アプリ起動−「一般」−「Bluetooth」−「オン」−「MW600」を選んでタップ
 
 と、5ステップもあるのです。これは面倒。



 そこで、これまで私は『FlashLaunch』というアプリ(現在AppStoreにはありません)を使って設定画面を呼び出していました。『FlashLaunch』は、URLスキームを使って、設定画面やアプリを呼び出すことができるアプリです。
  
flashlaunch.jpg

 同じようなアプリとして『Launch Center』もあります。

Launch Center - 等のアプリのタスクをスケジュールします 1.2.1(¥85)App
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: App Cubby - The Application Cubby LLC(サイズ: 6.3 MB)


 
 ところが、iOSのアップデートにより、「設定画面のURLスキーム」だけ使えなくなりました。そのため、アプリランチャーとしては使えるものの、これまで便利に使ってきたBluetoothやWiFi画面の呼び出しができなくなったのです。

 これは困りました。すっかり『FlashLaunch』に慣れていたので、いまさら「設定」画面から階層をたどって呼び出すのはあまりにも面倒です。
 
 何か方法はないものかと思っていたところ、男子ハックさんのこちらのエントリを見つけました。
 
Siriなら設定アプリへのURLスキームが動く!Siriに設定アプリのWi-Fi画面を出してもらう方法。 * 男子ハック


 
 なんと、使えなくなったと思われた「設定画面のURLスキーム」がSiriなら呼び出せるというのです。
 
 呼び出すためには、まず「連絡先」アプリに呼び出したい設定画面を登録します。ポイントは、「Web」項目に「設定画面のURLスキーム」を入力すること。「姓」、「名」欄にはわかりやすい名称を入れ、「姓の読み」、「名の読み」に呼び出す際に用いる読みを入れます。

 Bluetoothだとこんな感じ。

pref-01.jpg
 

 呼び出したい時はSiriを起動して、設定した読みを話しかけます。すると、さきほど「連絡先」アプリに登録した情報が表示されます。

pref-02.jpg
 
 後は、表示されたURLスキームをタップするだけ。

pref-03.jpg
 

 おお、これはいい。「設定」アプリから何度もタップするより楽です。
 
 さっそく頻繁に使う「Bluetooth」、「WiFi」、「機内モード」、「ネットワーク」、「モバイルデータ通信の使用状況」、「App Store」の6項目を連絡先に登録して使うことにしました。
 
 それぞれのURLスキームはこちら。
 
 Bluetooth
  prefs:root=General&path=Bluetooth
  
 WiFi
  prefs:root=WIFI

 機内モード
  prefs:root=AIRPLANE_MODE
 
 ネットワーク
  prefs:root=General&path=Network
 
 モバイルデータ通信の使用状況
  prefs:root=General&path=USAGE/CELLULAR_USAGE
  

 こんな風に登録せずともSiriから呼び出せるといいのですが、今のところはこれで我慢するしかなさそうですね。
 
 まだSiriは発展過程にあります。
 
 いつか、すべての機能やサードパーティまで含めたアプリが起動できるくらいにSiriが成長することに期待したいですね。

 

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