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超党派議員 拙速な再開に反対4月19日 17時6分
関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡って、民主党などの国会議員らが集会を開き、「福島第一原発の事故原因が解明されておらず、運転再開の判断は、常識にかなうものではない」などとして、拙速に運転を再開しないよう求めていくことを確認しました。
国会内で開かれた集会には、民主党、みんなの党、共産党、社民党、新党きづなの国会議員20人余りが出席しました。
この中で、民主党の京野公子衆議院議員は、野田政権が、大飯原発の安全性を最終的に確認し、運転再開の必要性があると判断したことについて「福島第一原発の事故原因が解明されていないなか、安全だと言って運転再開するという判断は、常識にかなうものではない」と述べました。
また、民主党の近藤昭一衆議院議員は「原発は万が一の事故が起きたとき、人間の遺伝子に傷を与え、生命を脅かす。原子力から一刻も早く脱却しなければならない」と述べ、脱原発に向けた取り組みを急ぐべきだという考えを示しました。
ほかの党の出席者からも「原子力規制庁が発足する前の運転再開は拙速だ」、「電力が足りなくなると脅して運転再開しようとすることは許せない」などといった批判が相次ぎました。
そして、集会では、拙速に大飯原発の運転を再開しないよう政府に求めていくことを確認しました。
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