現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 政治
  3. 国政
  4. 記事
2012年4月19日7時54分

印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

首相、TPP交渉への参加表明見送りへ 日米首脳会談

 野田佳彦首相は環太平洋経済連携協定(TPP)をめぐり、30日の日米首脳会談で交渉参加を正式表明することを見送る方針を固めた。米国との事前協議が難航していることに加え、民主党内に根強い反対論があるため。複数の政府関係者が18日、明らかにした。

 首相は昨年11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議で「交渉参加に向けて関係国との協議に入る」と表明。今月29日からの訪米で、交渉参加の表明を目指してきた。

 だが、TPP反対派は消費増税法案の反対派と重なる。閣内でも鹿野道彦農林水産相が「まだ言及するところまで来ていない」と時期尚早との考えを示すなど、慎重論がある。参院で閣僚2人に対する問責決議案が可決される見通しであることから、訪米前や訪米時に正式な参加表明すれば、政権基盤が揺らぎかねないと判断した。首相は18日の参院予算委員会でも「外交交渉なので政府の判断はあるが、国民の理解が進んでいない中で何でもかんでも進めることではない」と述べた。

PR情報
検索フォーム

関連特集

おすすめ

「共青団vs.太子党」という単純な権力対立ではない、この事件の舞台裏は。

消費増税の見通しも立たないまま、野田と小沢の最終決戦の刻が迫っている。

対イスラエル関係でも、再び緊張が高揚する局面がありそうだ。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介
朝日新聞デジタル端末セットコースのご案内

朝日新聞官邸クラブ 公式ツイッター