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<祇園暴走>脳トレ本など押収 容疑者の心理状態捜査

毎日新聞 4月19日(木)15時1分配信

<祇園暴走>脳トレ本など押収 容疑者の心理状態捜査
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藤崎晋吾容疑者宅に家宅捜索に入る京都府警の捜査員ら=京都市で2012年4月13日、村田拓也撮影
 京都市東山区の祇園で軽ワゴン車が暴走した事故で、京都府警は藤崎晋吾容疑者(30)=死亡=の事故前の生活や心理状態についても本格的な捜査を始めた。暴走中に意識はあったとみられるが、明確な殺意につながる動機や背景はうかがえず、持病とされる「てんかん」の治療を含め、近年の生活状況全体を把握する必要があると判断している。

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 捜査関係者によると、今月13日の家宅捜索で、自宅から抗てんかん薬を含む薬11種700錠以上のほか、「脳トレーニング」などタイトルに「脳」が含まれたクイズやゲーム関連の本10冊も押収した。捜査関係者は「容疑者の興味の対象を示す特徴的なものだった」としている。

 家族によると、藤崎容疑者は約10年前に京都市内でバイク事故を起こし、頭を強打して一時意識不明になった。この事故後、言語障害や意識障害の後遺症が生じ、リハビリで回復したが服薬を続け、本人も悩んでいた。てんかんの症状も事故後に出始めた。府警は「外傷性てんかん」だったとの見方を強め、事故との関連について専門家の意見を聞くなど慎重に捜査を進めている。

 多数の死者が出た四条通大和大路交差点の近くに住む無職、辻倉マスエさん(79)は、事故から丸1週間がたった今も「救急車やパトカーが走り、ヘリコプターが飛び交った様子が目に焼き付いている」といい、「観光名所の祇園でまさかこんな事が起きるなんて。今はただ、被害者の冥福を祈っています」と話した。【野口由紀、村田拓也】

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最終更新:4月19日(木)15時23分

毎日新聞

 

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