受信トレイにスパムを受信しないようにする

受信トレイにスパムを受信しないようにする

ユーザーの常識に加え、SmartScreen スパム フィルターから、電子メール メッセージの送信者を検証する SenderID テクノロジまで、大量のスパムを防止するための強力なツールが各種用意されています。

• スパム フィルター機能を搭載し電子メール ソフトウェアを使用する

  Microsoft SmartScreen は、以下のようなすべての Microsoft 電子メール プラットフォームに統合されている、インテリジェントなスパム フィルタリング ソリューションです。

  • Microsoft Office Outlook 2007

  • Microsoft Office Outlook 2010

  • Windows Live Hotmail

  • Windows Live Mail

  • Windows メール

  SmartScreen テクノロジは、膨大な数の MSN Hotmail と Windows Live Hotmail のユーザーから得た広範な情報を使用して、正当な電子メール メッセージとスパムを区別する方法を決定します。

  その結果、より多くの正当な電子メールがユーザーに届く一方、95% 以上のスパムがブロックされます。

• フィルターを最新の状態に維持する

  スパムは非常にしつこく、フィルターを超えようとするスパム攻撃者とのいたちごっことなっています。 スパム フィルターを最新の状態に保つことにより、利用環境を保護することができます。

  電子メールのスパム プログラムと電子メール フィルターを更新します。 スパム攻撃者は継続的に新しい仕組みを試行し、スパム対策テクノロジを通過しようとします。 Outlook のスパム フィルターは Microsoft SmartScreen テクノロジで実現し、受信トレイがスパムだらけになるのを防止できます。

  更新プログラムはMicrosoft Update から提供されていますが、自動的にダウンロードすることもできるようになっています。これにより、スパムとフィッシングに対する最新の保護が適用されます。

• 電子メールやインスタント メッセージのアドレスを共有する際は注意する

  • メインの電子メール アドレスは知っている人にのみ提供します。 メインの電子メール アドレスは、ソーシャル ネットワーク サイト、大規模なインターネット ディレクトリ、求人 Web サイトには掲載しないようにします。 自分自身の Web サイトにも載せないでください (以下のように表示方法を変える場合を除く)。

  • Web 専用の電子メール アドレスを設定します。 Windows Live Hotmail などの無料電子メール サービスの利用を検討し、メインの電子メール アドレスをプライベートにします。 大量のスパムを受信する場合は、メール アドレスを別のアドレスに変えます。

  • 推測が困難な電子メール名を作成します。 「Don2Funk9@example.com」や「J0e_Y0ng@example.com」(文字「O」の代わりにゼロを使用) などのように、文字、数字、その他の文字の組み合わせを試みます。 研究によると、このようなアドレスでスパムを受信する可能性は低くなります。

  • メッセージ ボード、ニュース グループ、チャット ルーム、またはその他の公開 Web ページには、 表示方法を工夫して電子メール アドレスを掲載します (「SairajUdin AT example DOT com」など)。 このようにすると、人間はアドレスを解釈できますが、スパム攻撃者が使用する自動プログラムは通常解釈できません。

  • あらかじめ選択されているボックスに気を付けます。 オンラインで商品を購入すると、電子メール アドレスを関係者に売却や付与することに同意するチェック ボックスが、あらかじめ選択されている場合があります。 連絡を希望しない場合は、チェック ボックスをクリアします。

  ヒント:銀行、ショッピング、メール マガジンなどの Web ベースのサービスに登録する場合は、プライバシー ポリシーをよく読んでから電子メールを公開します。このようにすることで、知らずに秘密情報の共有に同意することがなくなります。

  プライバシー ポリシーでは、サイトが情報を共有するかどうか、またはその方法に関する条件や状況についての概要を説明していなければなりません。 Web サイトにプライバシー ポリシーがない場合は、別のサイトを利用することを検討します。

• Sender ID テクノロジで電子メールの素性を把握する

  最近のマイクロソフトの研究によると、スパム攻撃者は毎日平均 38 億のメッセージを Hotmail アドレスに送信しています。 Sender ID と呼ばれる技術によって、毎日平均 2,000 万通のスパム メッセージがブロックされています。

  Sender ID は受信電子メールを認証し、表示されている差出人から送信されていることを検証します。 Sender ID によって認証されたメッセージがスパムである可能性は低く、Sender ID で不合格になったメッセージはスパムである可能性が高くなります。

  以下の電子メール プログラムを使用している場合は、Sender ID によってスパム防止機能が強化されています。

  • MSN Hotmail

  • Windows Live Hotmail

  • Microsoft Exchange Server

  • Microsoft Office Live Mail

  電子メールが Sender ID で不合格になると、以下のような警告が表示されます。

  

  検証可能な送信者と検証不可能な送信者を区別するため、Sender ID は、送信者の電子メール アドレスと送信者のインターネット プロトコル (IP) とを照合して確認します。

  

  Sender ID により、 認証されたメッセージのみが受信者に配信されます。

  業界での採用の奨励、独自の送信者記録の公開、Sender ID システムに対応する製品やサービスの提供などにより、電子メール アプリケーションからスパム対策サービスまで、Sender ID の対応を発表したテクノロジ組織の数はますます増えています。 Sender ID の詳細については、www.microsoft.com/senderid を参照してください。

• コンピューターのセキュリティを向上させる

  ファイアウォールを使用し、Windows と Microsoft Office ソフトウェアを最新の状態に保ち、ウイルス対策とスパイウェア対策ソフトウェアをインストール (および定期的に更新) することにより、ハッカー、ウイルス、ワームのリスクを大幅に低減できます。 コンピューターを保護する方法を学習する