Dropboxで東方のスコアデータを同期させる。
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
旧ブログの過去記事で東方シリーズのスコアデータを同期させる方法を紹介しました。
しかしこれはNドライブの話なのでDropboxでは別手段が必要です。
過去のストレージ容量を簡単に増やせる手段が紹介されてから更なる人気を得たDropbox。
しかし欠点としてユーザーフォルダ(XPならマイドキュメント)に作られる「Dropbox」フォルダの中しか同期させられません。
(ちなみにフォルダの名前と位置の変更はできます)
そこで簡単に「Dropbox」外のファイル・フォルダでもDropboxで同期させる方法を紹介します。
※この方法を使えば東方に限らず様々な場所のファイル・フォルダを同期させられます。
◇必要なもの
1.Windows版Dropbox(あらかじめインスコしてアカウント設定も済ませてくださいね)
2.東方ランチャー(定番の本家東方ゲーを起動させるランチャです)
3.Link Shell Extension(とあるものを簡単に作成するのに必要なので。)
この時点で何をしようとしてるか分かって、「こんなものコマンドプロンプトでできるわ!」
って方は3は不要です。
1.Dropboxの用意
アカウントを持っているならこちらから同期用Dropboxソフトをダウンロードします。
まだ持っていない場合はこちらからアカウントを取ることができます。
ソフトは日本語対応ですので指示通りインスコ作業すればおっけーね。
2.東方ランチャーの用意
以下から東方ランチャーをダウンロードします。
東方ランチャーVer1.21 ひじがばくはつ
最新版をダウンロードしましょう。こちらの設定は後ほど。
3.Link Shell Extensionのインストール
こちらからどうぞ。
インストールでは「Japanese」が選択できます。ここでは「Japanese」でインスコしたとして話を進めていきます。
(ただしインストーラは英語のままですので注意)
インストール中、Explorerをどうたらこうたらとか聞かれるので「はい(もしくはYes)」を選択してください。
タスクバーが一時的に消えますがすぐ元通りになるのでご安心を。
東方ランチャーの準備です。
ダウンロードした東方ランチャーのzipファイルを解凍して「TohoLauncher.exe」を起動。
メニューの「設定」→「パスの設定」から実行ファイルのあるフォルダと、ダブスポ以降のゲームはセーブフォルダを指定します。
場所が分からない方は補足を参考にしてください(この記事の下にあります)。
設定が終わったら、ランチャからバックアップを取ります。
「オプション」→一括バックアップでリプレイデータを含めてランチャーに登録した全東方ゲーのデータをバックアップします。
ただしすべてのシリーズがバックアップされる訳ではないので、一括バックアップできなかったシリーズは自動バックアップ機能をオンにしてランチャーからゲーム起動→終了を繰り返す必要があります。
また、黄昏フロンティア系のプロファイルデータはランチャーではバックアップできません。
こちらのフォルダ位置を参考に手動でバックアップを取ってください。
バックアップが終わるとランチャーがあるフォルダに「バックアップ」フォルダができていると思います。
さて、ここから「Link Shell Extension」の出番です。
「バックアップ」フォルダを右クリックします。
「リンク元として選択」というのが「Link Shell Extension」で追加されたメニューです。これを選択します。
次に「Dropbox」フォルダに移ります。
Vista以降のユーザーは各ユーザーフォルダ(C:\Users\ユーザー名)、
XPなら「マイドキュメント」に標準で作られます。
その「Dropbox」フォルダ内の適当な場所(自分が分かる場所ならどこでもいいです)で再度右クリック。
「リンクを作成」→「シンボリックリンク」を選択します。
これで終わりです。
※Vista以降では画面が暗転して例のアレが出てきますが「はい」を選択してください。
…ちなみにこの作業、元の「バックアップ」フォルダからコピペしたわけではありません。
元が書き換わればDropboxの方もきちんと書き換わるのです。
この通り、きちんと同期されていることがわかります。
しかし、ファイル自体はネットで同期されていても「Dropbox」フォルダには存在しないんです。
さっき「Dropbox」フォルダに入れたのはソフトを使ってできた「シンボリックリンク」。
「ショートカット」とは違うんですが、とりあえず話はここまでにしておきます。
どうしても気になる方は補足に書いていますので暇があればぜひ読んでみてください。
では、お疲れ様でした。
────────────────────────────────────────────────────────────
◇いろいろと補足。
○全東方ゲー、黄昏フロンティア系の実行ファイルの位置。
実行ファイルは「thXX.exe(XXはシリーズ連番)」です。
この実行ファイルがあるフォルダを指定します。
例)「C:\Game\上海アリス幻樂団\東方妖々夢」に実行ファイルがあるならば、
「C:\Game\上海アリス幻樂団\東方妖々夢」のままで指定します。
○ダブルスポイラー・妖精大戦争・神霊廟のセーブフォルダの位置。
これらはパソコンのプログラム設定等を記録するフォルダに入っています。
例)パソコン使用中のユーザー名を「Nitori」とすると、
「C:\Documents and Settings\Nitori\Application Data\ShanghaiAlice」
フォルダにそれぞれ存在。
このフォルダ内には「th125」←ダブスポ、「th128」←妖精大戦争、「th13」←神霊廟 というフォルダがあり、この中には
各設定・スコアデータファイルがあります。
WindowsVista以降は「C:\Users\Nitori\AppData\Roaming\ShanghaiAlice」となります。
○黄昏フロンティア系のプロファイル保存場所。
実行ファイルが存在するフォルダ内と同じフォルダ内にあります。
「Profile」というフォルダがそうです。
○「シンボリックリンク」と「ショートカット」の違い。
みなさんよく見る左下に矢印のついたアイコン。これは「ショートカット」と言われます。
そして今回の作業で作った「シンボリックリンク」。これはショートカットとは違います。
この画像の「ファイルの種類」を見てもらうとわかりますが、ショートカットは1つのファイルなんです。
拡張子が「.lnk」で、これは拡張子の表示設定に関わらず非表示です。
つまりこれはDropboxに放り込んだところでファイルとしか認識してくれないのです。
一方シンボリックリンクは、
見かけではフォルダが作られてその中にファイルが置かれているように見えます。
が、実は立派なリンクです。
URLに詳しい方なら分かると思いますが、
ショートカットはリダイレクトURL、シンボリックリンクはエイリアスURLと思ってもらえると分かりやすいかもしれませんね。
エイリアスは日本語で「別名」という意味です。
シンボリックリンクは元のフォルダは別名(ランチャのフォルダとDropboxフォルダ)なのに中身は全くもって同じ、しかもただ単にコピペしたわけではないので元のフォルダの内容がそっくりそのまま反映されます。
このサイトでもそうですが「myon.org」でも旧URLの「myon.info」でも同じ内容が出てくるのはこのエイリアス機能を使っているためです。
簡単にまとめると「ショートカット」は単なる転送機能を持ったファイル、「シンボリックリンク」はファイルやフォルダに見せかけたリンク、というわけです。
…なんか説明が下手で申し訳ない(´・ω・`)