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(朝鮮日報日本語版) 芸能プロ社長、アイドルグループメンバーに性的暴行指示

朝鮮日報日本語版 4月17日(火)13時0分配信

 芸能人志望の女性たちに対し常習的に性的暴行を加えたとして、今月13日に逮捕された大手芸能プロダクションO社のJ社長(51)が、所属する男性アイドルグループのメンバーたちに対しても、被害者の女性たちへの性的暴行を指示した後、監視カメラを用いてリアルタイムで監視していたことが分かった。警察は近日中に、性的暴行に関与した容疑で、O社に所属する男性5人組アイドルグループのメンバー2人に対し、事前拘束令状(容疑者の身柄を確保できていない状態で捜査機関が裁判所に請求する令状)を請求する方針だ。

 警察によると、J社長は2008年以降、ソウル市江南区清潭洞にあるO社で「芸能人になりたい」と志望する女性たちに対し、1週間に1回以上、常習的に性的暴行を加えた疑いが持たれている。これまでに約10人の被害者が確認されており、中には未成年者や新人女優も含まれていることが分かった。

 J社長はO社の事務所で、問題の男性5人組アイドルグループのメンバーや芸能人志望者たちと酒を飲んだ際、催淫(さいいん)剤を混入したビールを被害者たちに飲ませた、と警察は説明した。その後、地下のレッスン室などで女性たちに性的暴行を加え、アイドルグループのメンバーたちにも性的暴行を指示したという。J社長はレッスン室に設置した監視カメラを通じ、性的暴行の場面をリアルタイムで監視したほか、アイドルグループのメンバーたちと一緒に性的暴行を加えていたことも、警察の調べで明らかになった。警察によると、問題のメンバーたちは、10代のころからJ社長と共に性的暴行に加担していたという。

 警察は今月10日、O社に対する家宅捜索を行った際、監視カメラの映像や催淫剤、バイブレーターなどを押収し、催淫剤の成分分析を専門機関に依頼した。

 被害者の女性たちは性的暴行を受けた後も、J社長が普段から「俺は元暴力団員で、芸能界とも太いパイプがある」と発言していたため、警察に通報できなかった、と話した。

 警察の捜査に対し、J社長とアイドルグループのメンバー2人は容疑を大筋で認めているという。警察はまた、アイドルグループのほかのメンバーや、かつて歌手だった芸能プロダクションA社の幹部なども、芸能人志望の女性たちに対し性的暴行を加えたという証言を入手し、さらなる捜査を行っている。

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最終更新:4月17日(火)13時0分

朝鮮日報日本語版

 
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