2012年 4月 18日
岡山県内初のメガソーラーが笠岡に
岡山県内では初となる大規模太陽光発電所、メガソーラーが、笠岡市の笠岡湾干拓地に建設されることになりました。メガソーラーが建設されるのは、笠岡湾干拓地の西端にある約3.8ヘクタールの市有地です。岡山県は、メガソーラーの県内誘致を進めるため、21ヶ所の候補地を公表し、設置運営者に最大1億円を補助することにしています。このうち、笠岡湾干拓地のこの土地には、3つの事業者から県に事業計画が提出され、笠岡市の審査を経て住宅リフォームなどを手がける広島市のウエストHDが決まりました。計画では、一般家庭約500世帯分の年間消費電力を賄える年間185万kwhの発電が推定されています。稼動は今年8月の予定です。メガソーラーは福島の原発事故以降、注目度が高まっている自然エネルギーで、県は、2016年度までに20件の設置を目標としています。

マスカット・ピオーネワイン初入荷
岡山特産のマスカットとピオーネを使ったワインが岡山市のデパートに初入荷しました。販売が始まったのは岡山県産のマスカット・オブアレキサンドリアを使った白ワインとピオーネのロゼワインです。上品な香りと鮮やかな色、すっきりとした甘さで飲みやすいのが特徴です。去年の夏は雨が少なく日照時間が長かったため小粒ながらも糖度が高いブドウが収穫でき、ワインの出来も上々。店頭には試飲コーナーが設けられ、訪れた買い物客が早速、味わっていました。このワインは県内限定で7500本が販売されるということです。

漁協の元職員が現金着服
香川県多度津町の漁協の女性職員が運営資金、約270万円を着服していたことが分かりました。この職員は既に懲戒解雇処分を受けています。懲戒解雇処分を受けたのは多度津町高見漁業協同組合の55歳の女性職員です。組合によりますとこの元職員は2006年から、解雇されるおととし12月にかけて出張費用を水増し請求したり帳簿を改ざんするなどして運営資金のうち、少なくとも約270万円を着服していたということです。香川県の検査で明らかになったもので元職員は着服を認めています。組合の事務は元職員1人で行っていて、組合の内部監査は帳簿を確認するだけで不正を見抜けなかったということです。組合は着服総額が約470万円に上るとみていて近く、元職員を業務上横領の疑いで警察に告訴することにしています。

道州制推進へ連合組織設立へ
岡山県の石井知事は都道府県制を廃止し、新たな広域自治体による道州制の実現を目指す知事と政令指定都市市長の連合組織を設立すると発表しました。設立趣意書では、高度医療体制の整備や大規模災害への対処など、広域的な枠組みで取り組むべき課題が増加しているとして、中央集権体制の打破と、道州制導入の必要性を訴えています。発起人は石井知事や大阪市の橋下市長ら4人で、賛同する知事と政令指定都市の市長、20数人が参加する見込みだということです。組織では今後、政府や各政党、経済界に対する提案や要請、国民への広報活動を行うことにしています。連合組織の設立総会は、20日、東京で開かれ、事務局は岡山県に置かれる予定です。