NHK福島県のニュース　福島放送局

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汚染石 高線量は１１８か所

ことし１月、浪江町の計画的避難区域にある砕石場から、放射性物質に汚染された石が出荷された問題で、国が同じ砕石場の石が使われた工事の状況について中間報告をまとめ、これまでに周辺より放射線量が高かった工事は、住宅などを含む１１８か所にのぼることが分かりました。
この問題は、浪江町の計画的避難区域にある砕石場でとれた、放射性物質に汚染された石が出荷されたもので、これまで国と県が同じ砕石場の石が使われた県内の９４０か所の工事について、放射線量や状況について調査を進めてきました。
国によりますと、これまでに全体の７割にあたる６８０か所の調査が終わり、このうち、周辺と比べて放射線量が高かった工事は道路や住宅など１１８か所に上っているということです。
住宅や会社の事務所の床下などに使用されていたのは１５か所で放射線量が高かったのは問題が発覚するきっかけになった二本松市のマンションの部屋で、汚染された石が原因となる線量は年間５ミリシーベルトになると推定されるということです。
また、計画的避難区域などにある別の砕石場の石を使用した工事現場では高い線量は確認されなかったということで、国は引き続き、調査を続けたいとしています。

04月18日　19時40分

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