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2012年4月18日18時48分

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尖閣買収「日本のイメージ損なう」 中国外務省報道官

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 石原慎太郎・東京都知事が尖閣諸島(中国名・釣魚島)の買い取り計画を表明したことを受け、中国外務省の劉為民報道官は18日の定例会見で、「一部の政治家がこうした言動を繰り返すことは、両国関係の大局だけでなく、日本の国際的イメージを損なう。中国はこの問題についての日本の一挙一動に注目し続けている」と述べた。日本政府の対応や都議会での審議の行方、日本世論の動向などを見極めていることを示唆した。

 国営新華社通信は同日夜、買い取り計画が石原氏が国民の支持を取りつけるための「政治的な茶番だ」とし、「日本政府は自らの立場を明らかにし、中日関係が新たな損害を受けないようにする必要がある」との論評を配信した。

 ほかの中国メディアも、買い取り計画に反発しつつ、「実質より形式的な意味が大きい政治的なショー」(新京報)、「石原氏は釣魚島を巡る争いをエスカレートさせる立役者になりたがっている」(環球時報)と、計画が石原氏個人の政治的な意図から出ているとの見方を強調した。(北京=林望)

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