広島市中区加古町のアステールプラザ近くの本川東岸で１７日、オープンカフェの営業が始まった。市や広島県などでつくる「水の都ひろしま推進協議会」が進める水辺の景観を生かしたにぎわいづくりの一環で、市内９店目。

　アステールプラザのレストラン「ラコントル」の出店者が営業する。市有地広場約９０平方メートルに、パラソル付きのテーブル５卓、計２０席を設置。遊覧船が行き交う川面を望み、ランチや喫茶が楽しめる。今後、水辺のミニコンサートなどのイベント開催も検討する。

　総括料理長の大屋英博さん(39)は「一帯は涼風が吹き抜け、気持ちも安らぐ。平和記念公園も近く、気軽に立ち寄って」と話している。営業時間は午前１１時〜午後７時半。月曜日定休。

　市中心部を流れる川沿いのオープンカフェは２００４年から開設が進み、京橋川と元安川沿いに計８店ある。２０１０年度の利用者数は計約１５万人。

【写真説明】本川東岸の広場で営業が始まったオープンカフェ