'12/4/18
原爆資料館入館者、震災で減
広島平和文化センターは18日、原爆資料館(広島市中区)の2011年度の入館者数を発表した。121万3702人で、10年度比11万6140人(8・7%)減となった。減少は2年連続。東日本大震災と福島第1原発事故の影響で外国人がほぼ半減した一方、修学旅行生は2年ぶりに増加へ転じた。
外国人は記録が残る1970年度以降、過去最多だった10年度の18万1847人から8万5337人(46・9%)減と、大幅に落ち込んだ。
修学旅行など小中高校生の団体は32万7610人で、1万9060人(6・2%)増。関東や中部、関西地方の増加が目立った。大震災で関東方面を予定していた修学旅行先を変更したことが影響したとみられる。
原爆資料館は1955年に開館。入館者数のピークは91年度の159万3280人。