'12/4/18
道の駅「幸せの鐘」鳴らせず
三原市糸崎の道の駅「みはら神明の里」の「幸せの鐘」が、オープン翌日の3月25日から鳴らせなくなっている。地元住民から騒音の苦情が寄せられたため。指定管理者の道の駅みはらは「迷惑にならない範囲が難しい」と使用再開に向け、頭を悩ましている。
鐘は市街地や瀬戸内海を見渡せる2階の展望デッキにあり、縦横約40センチの金属製。家族連れやカップルを呼び込む名所となるよう、施設を所有する市が設置した。
ところがオープン初日、多くの来訪者が鐘を鳴らしたところ、住民や近くの病院の患者から「うるさい」との電話が道の駅に5件ほど寄せられたという。
道の駅は、翌日から音が出ないように鐘の内部にビニールを巻き付け、25日夕から使用を見合わせた。道の駅みはらの伊達和仁社長は「苦情が出たことについては結果的に配慮が足りなかった」と話す。
現在、使用する時間帯と人数を制限する方向で検討中。伊達社長は「音量の感じ方は人それぞれ違うと思うので判断が難しい。来場者の増加が見込まれる大型連休前までに再開したい」としている。
【写真説明】地元からの苦情を受けて利用を見合わせている「幸せの鐘」