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'12/4/18

人工海浜、県内4カ所で異常



 広島県は17日、県内4カ所の人工海浜で砂浜が緩んだり、くぼんだりしている場所が定期検査で見つかったと発表した。大崎上島町の野賀海岸では、砂浜の緩みを調べる鉄筋の棒を突き刺すと1・5メートルも入った所もあった。県は原因を調査し、海水浴シーズンまでに対策工事をする。

 野賀海岸では、一帯の20平方メートルで同程度の緩みを確認した。福山市内海町のクレセントビーチでも5カ所に砂浜の緩みがみられた。

 広島市西区の観音マリーナ海浜公園の突堤沿いでは、幅1・4メートル、奥行き1メートル、深さ40センチのくぼみを発見。廿日市市宮島町の包ケ浦でも水路の近くに、1メートル四方で深さ約40センチのくぼみがあった。

 4カ所とも柵で囲うなどして立ち入り禁止にした。けが人はいない。

 昨年11月、呉市狩留家町の人工海浜で直径1・5メートル、深さ70センチの陥没が判明。潮の干満で砂が流出したとみられる。県は直後に全21カ所の人工海浜を点検。今回の4カ所では異常はなかったという。




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