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'12/4/18

平良地区の昔話をアニメ化



 廿日市市平良地区の住民が、地元に伝わる昔話をアニメで表現する「電子紙芝居」作りに取り組んでいる。5月までにDVD化し、地域の文化継承に役立てる。

 死なせてしまった子猿を弔う女性を描く「お菊地蔵」が題材。平良市民センター(公民館)の呼び掛けで、住民8人が昨年9月に脚本作りを始めた。同市のイラストレーター長代暁美さん(54)たちからパソコン操作を教わり、パワーポイントでアニメに。子どもへ読み聞かせる雰囲気を出すため、広島弁を交えた語りを収録。約8分間の映像にする。

 長代さんは2010年、市市民活動センターでパソコン教室を受講し、試しに市内の別の昔話をアニメにした。関わった同センター職員が「各地区の住民が昔話を基に作れば、継承につながる」と思い立ち、第1弾として平良地区での取り組みを持ち掛けたという。

 作品は5月19日の平良市民センターまつりで披露し、閲覧用DVDを市内の図書館などに配る。

【写真説明】作成したアニメをスクリーンに映しながら、ナレーションを録音する住民たち




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