2012年04月17日 (火)空き家にみる日本のいま!
あなたの家の周りにもありませんか、老朽化した一戸建ての空き家?
こうした空き家は、倒壊のおそれや、放火事件、ゴミの不当投棄の温床になるなど、周辺住民の安全と安心を脅かす存在になっています。
4月18日放送のクロ現は、「空き家が街をむしばむ」をお送りします。
プレビュー(試写)を見学してきました。
人が住んでいない空き家といっても、家は私有財産。簡単に、解体や撤去は出来ません。
そこで、行政が、所有者の特定をするのですが、そもそも所有者の特定が難しいのだそうです。
所有者が仮に見つかっても、解体費用にお金もかかるし...。問題は複雑です。
そもそも、なぜ今、一戸建ての空き家が増えているのでしょうか?
そこには、高度成長を前提とした国の住宅施策が、今の時代に合っていない現状が見えてきます。
いつかは庭つきの一戸建てなんて、サラリーマンが夢を描いたのは、はるか昔。しかし、いまだに、例えば税制は、一戸建て所有を後押しするようになっているのだそうです。人々のニーズが変わっているのに、そこに制度が追い付いていない。解体した後に更地にした場合の固定資産税は、家がある場合の6倍となると、躊躇してしまう人がいるのだといいます。
ここでも、今の日本のジレンマが垣間見れるように思いました。
番組では、こうした一戸建ての空き家を解体して、空き地を街づくりに活かし、「街の新陳代謝」を進める事例も登場しますが、これから人口が減少していく日本という国の「ギアチェンジ」のあり方について考えさせられます。
みなさん、ぜひ番組をご覧いただき、コメント欄にご感想、ご意見をお寄せください。
投稿時間:16:37
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