平成23年夏の甲子園大会出場!(2年連続3度目)
1 秋田県大会 優勝(2年連続3度目)
○試合結果
1回戦 2回戦 7回コールド 3回戦
花 輪 000000000 0 能代西 0000000 0 能代商業 102000010 4
能代商業 00220000/ 4 能代商業 0120013 7 秋田工業 100000000 1
準々決勝 準決勝 決 勝 平成23年7月23日(土)
能代商業 110000005 7 能代商業 022000101 6 能代商業 200400000 6
大館鳳鳴 000000010 1 金足農業 000001020 3 秋田中央 000000300 3
第93回全国高等学校野球選手権秋田大会で2年連続3度目の優勝を果たしました。
今年は「全員野球」を超える「全校野球」を掲げて大会に臨みました。
文字通り全校生徒が一体となって、野球部とともにノーシードから全6戦を戦い抜きました。
昨年の雪辱を果たすための舞台を勝ち取った、本校野球部への応援をお願いします。
今年も大会役員のみなさまと対戦校から、本校選手の態度および取り組む姿勢のすばらしさ、
全校一体となった応援のすばらしさを絶賛されました。
※募金趣意書についてはこちらをご覧ください
2 いざ甲子園へ
○地元のみなさまへの優勝報告 ○選手団が甲子園へ出発
3 夏の甲子園大会 ベスト16
○第1戦
平成23年8月9日(火) 10:30開始
能代商業 000104000 5
神村学園 002010000 3
昨年の鹿児島実業戦での大敗から一年。再び鹿児島代表と対戦しました。
本校野球部は昨年の「0-15」というスコアを練習場に掲げ、鹿児島実業を倒すことを目標に練習に励んできました。
前年の雪辱を果たすために、再び甲子園出場を果たし、初戦の相手に鹿児島代表を引き当て、それに勝利する。
まさに臥薪嘗胆。1年におよぶ壮大なドラマでした。
○第2戦
平成23年8月14日(日) 8:00開始
能代商業 000101000 2
英 明 000000000 0
ドラフト候補のエースと四番を擁する香川代表と対戦しました。
大会屈指の相手投手の見事なピッチングに苦しんだものの、本校野球部は数少ない好機を積極的な走塁でものにしました。
1時間21分で終了という息詰まる投手戦に勝利することができました。
○第3戦
平成23年8月16日(火) 13:00開始
能代商業 100000000001 2
如水館 010000000002 3
2試合連続で延長戦を制してきた広島代表と対戦しました。
先制したものの追いつかれ、苦しい試合展開が続き、延長戦となりました。
サヨナラ負けの危機を2度にわたって阻止した外野からの好返球は、甲子園に今大会最大ともいえる歓声を引き起こしました。
奇跡のバックホームと称賛された2つのプレーから、本校への声援がひときわ大きくなったのを感じました。
ご観戦のみなさまが「能商を勝たせてあげたい」という気持ちになって応援してくださったのだと思います。
つかみかけた勝利を逃してしまいましたが、179球を投げ切ったエースは素直に相手をたたえるコメントを残しました。
試合終了直後から、本校への県内外からの電話が鳴りやまず、全国の方々からたくさんの称賛のお言葉をいただきました。
多くの方々に感動を与えるプレーができたのも、みなさまの温かいご声援のおかげです。
心から感謝を申し上げます。
○戦いを終えて
本校野球部の熱い夏は終わりました。
昨年の甲子園でのスコア「0-15」を、この1年間で「5-3」「2-0」「2-3」に変えました。
鹿児島代表にリベンジを果たし、快進撃で全国を驚かせ、最後の最後まで感動を与えるプレーをする。
だれも予想できなかったことではないでしょうか。
秋田県沿岸北部にある人口約6万人の能代市。
本校は、その能代市にある市立高校です。
地元である能代山本地区出身者だけで構成した市立高校のチームが、全国の強豪私立高校と堂々と渡り合い、勝利を重ねることができました。
礼儀正しさについても高野連役員、大会関係者、スポーツキャスターの栗山氏をはじめ県内外の方々から多くのお褒めの言葉をいただきました。
統合により、平成25年3月でなくなる「能代商業」という校名を、全国のみなさまの心に刻むことができたのではないかと思います。
志を高く持つことと努力することの大切さを本校野球部は身をもって教えてくれました。
全国レベルの高さを痛感し、監督・スタッフ・選手が一丸となって必死に練習に取り組んだこの1年間の努力をほめてあげてください。
本校野球部は今大会の反省を生かし、さらなる高みを目指して引き続き努力を重ねていきます。
8月18日(木) 選手たちが甲子園から能代に戻ってきた翌日のことです。
本校野球部は朝早くから校門に整列し、出勤する職員と登校する生徒の一人ひとりに丁寧に感謝のあいさつをしていました。
前日の夜に帰って来たにも関わらず、疲れ果てた身体を休めることよりも、応援してくれた方々へ感謝の気持ちを伝えることを優先しました。
本当に立派な生徒たちだと思いました。
本校野球部は、ほぼ全員が地元である能代山本地区の生徒です。
このたびの甲子園大会登録メンバーもすべて能代山本地区の中学校の出身者です。
地元の中学生が、地元の公立高校に進学して野球に打ち込み、甲子園出場を果たし、そして勝利する。
すばらしいことだと思います。
本校野球部は、地元のみなさまに愛され、応援されるようさらなる精進を重ねていきます。
今後もみなさまの温かいご声援をよろしくお願いいたします。
※外部へのリンクです
→asahi.com 能代商の戦い振り返って
→高校野球ドットコム 工藤明の執念