ピアノの会

2012年04月17日

ジャンルの垣根を飛び越えてカジュアルに、軽やかにピアノを楽しむ音楽サークル

学祭、クリスマスなど年4~5回イベントを開催

左から、名波亮さん(国際文化学部国際文化学科2年)、三木文哉さん(文学部日本文学科2年)、石川絵梨さん(法学部政治学科2年)、高野陽さん(法学部法律学科2年)

左から、名波亮さん(国際文化学部国際文化学科2年)、三木文哉さん(文学部日本文学科2年)、石川絵梨さん(法学部政治学科2年)、高野陽さん(法学部法律学科2年)

ピアノの会では、毎年市ケ谷キャンパスの法政祭で、恒例のピアノ生演奏付き喫茶店「ピアノカフェ」を出店。富士見坂校舎に出店した2011年は、およそ2教室分の店舗を満席にするほど好評を博しています。
副代表の高野陽さんは「私たちはクラシックだけでなくオールジャンルでピアノ演奏を楽しむサークルです。練習量やイベントの参加などは基本的に各自の判断に任せ、ゆったりとマイペースに活動しています。週に1度のミーティングでは、ピアノのある部屋を借り、練習の成果を披露したり、互いの演奏に対する感想を述べ合ったり、音楽談義に花を咲かせたり、思い思いに時間を楽しんでいます」と話します。この穏やかでアットホームな雰囲気に引かれて、サークルに入る人も多いそうです。コンサートは8月の定期演奏会や10月の弾き語り演奏会、12月のクリスマスコンサートなどの定番企画を中心に、学内で年4~5回開催しています。

法政祭では総勢63人のメンバーが協力して「ピアノカフェ」をオープン

法政祭では総勢63人のメンバーが協力して「ピアノカフェ」をオープン

メンバーのピアノ経験はさまざま。といっても、「小学生のときにやっていた」「中学3年生以来」など、過去に楽しんでいたピアノを再開するケースが多いようです。もちろん「初心者も大歓迎。私は大学入学前にバンドでドラムを担当していたのですが、ピアノは未経験でした。でも先輩たちはとても親切で、譜面ではリズムが分からない曲を何度も弾いてくれるなど、丁寧に教えてくれました」と、会計を担当している三木文哉さん。
一方、代表の名波亮さんが「私は小学1年生のころからピアノを弾いてきましたが、クラシック曲ばかりを練習してきました。けれどこのサークルに入ってからは、ジャズやJ-POP、洋楽などにも挑戦するようになり、音楽の幅が飛躍的に広がりました」と話すように、経験者も周囲から刺激を受け、変化していく自分自身を実感しています。

「ピアノカフェ」では、リストからお客さんのリクエストに応えて演奏した

「ピアノカフェ」では、リストからお客さんのリクエストに応えて演奏した

以前は各学年6、7人と少人数のサークルでしたが、2年前から4月の入学シーズンにピロティ(屋外)へ電子ピアノを運び出して出張演奏を行ったところ、入会希望者が急増。現在は63人という大所帯になっています。
メンバーが増えれば、サークルに求めるニーズも多様化します。副代表の石川絵梨さんは、今後の目標について次のように語ります。「現在は学内で行うコンサートがほとんですが、『もっと外部に向けて積極的に活動したい』という声もあります。一方で、『現在ののんびりした雰囲気がいい』という声も。各自がマイペースに音楽を楽しむという私たちのサークルの良さを残しつつ、活動の幅を広げられるように、皆で話し合っています」。

毎年10月の演奏会では趣向を変え、弾き語りに挑戦している

毎年10月の演奏会では趣向を変え、弾き語りに挑戦している

新潟県苗場で行った夏合宿。宿でも、ピアノの周りに自然と人垣が

新潟県苗場で行った夏合宿。宿でも、ピアノの周りに自然と人垣が