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大飯原発 福井県の専門委が視察4月18日 21時4分
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関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡り、福井県の原子力の専門家などで作る委員会のメンバーが、政府が確認したとする安全性を検証するため、大飯原発を訪れ、安全対策の実施状況などを確認しました。
視察を終えた福井大学名誉教授の中川英之委員長は「深刻な事故が起きたとしても安全に制御できることを確認できた」と述べ、来週までに委員の意見を集約し、その後、検証結果をまとめる考えを示しました。
福井県おおい町にある大飯原発を訪れたのは、福井県の原子力の専門家などで作る県原子力安全専門委員会のメンバー6人です。
大飯原発の3号機と4号機の運転再開について、枝野経済産業大臣が福井県に理解を求めたことを受けて、専門委員会は、政府が確認したとする安全性を独自に検証しています。
18日は、福井大学名誉教授の中川委員長などが、海抜33メートルの高さにある非常用発電機を起動させる訓練や事故が起きた際の対応拠点となる「免震事務棟」の代替施設などを重点的に確認しました。
視察を終えた中川委員長は「深刻な事故が起きたとしても安全に制御できることをだいたい確認できた。わたし個人としては安全性は確保されていると思う」と述べ、来週までに意見を集約し、その後、専門委員会としての検証結果をまとめる考えを示しました。
おおい町では今月26日に国が主催する住民説明会が開かれる予定で、福井県は、専門委員会の検証結果のほか、県議会やおおい町の意見を聞いたうえで、運転再開を判断することにしています。
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