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世銀次期総裁は米出身のキム氏
4月17日 8時8分

世銀次期総裁は米出身のキム氏
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世界銀行は、ことし6月で退任するゼーリック総裁の後任について、エイズ対策の専門家として知られアメリカ政府が推薦するジム・ヨン・キム氏とすることを正式に決定しました。

世界銀行は、任期満了で退任するゼーリック総裁の後任に、エイズ対策の専門家として知られる韓国系アメリカ人のダートマス大学のジム・ヨン・キム学長。ブラジルなどが後押しするコロンビアのオカンポ元財務相。世界銀行のナンバーツーである専務理事を務めた経験もあるナイジェリアのオコンジョ・イウェアラ財務相の3人の候補と面談し、選考を重ねてきました。
その結果、16日開かれた理事会で、世界銀行への最大の出資国であるアメリカのほか、日本やカナダも後押しするキム氏を次期総裁とすることを正式に決定しました。
キム氏は1959年生まれの52歳。WHO=世界保健機関やハーバード大学でエイズ対策の専門家として活躍し、2009年にアジア系アメリカ人として初めて、アメリカ東部の名門ダートマス大学の学長に就任したことで注目を集めました。ことし7月から5年の任期で世界銀行のトップを務めることになります。
世界銀行の総裁は、創立以来これで12代続けてアメリカ出身者が務めることになり、キム氏が成長著しい新興国などとどのように折り合いをつけながら運営に当たれるか、その手腕が注目されます。

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