東海呼称問題:韓日ネットユーザーがサイバー戦争

米ホワイトハウスのHPで

 米国ホワイトハウスのホームページ上で「東海」と「日本海」の対決が繰り広げられている。米国に住む韓国系コミュニティーを中心に、最近ホワイトハウスのホームページで「『東海(East Sea)』名称を取り戻す請願」というオンライン署名運動が起きているのを受け、日本人が「歴史的に見て正しいのは『日本海(Sea of Japan)』」と、これに対抗する請願運動を展開、反撃を開始したものだ。

 バージニア韓人会(ホン・イルソン会長)が先月22日、ホワイトハウス公式ホームページの請願コーナーに掲載した「東海-私たちの教科書の中にある間違った歴史」という請願書には、17日午前(現地時間)までに約2万7700人が署名した。この請願書は米国国内の教科書に記載されている「日本海」を「東海」に訂正するよう求める内容になっている。米州韓人総連合会(ユ・ジンチョル会長)は約1300人に達する全米の現職・前職韓人会長に署名を促す正式文書を発送、積極的な対応に乗り出した。

 オンライン請願書が提出されてから30日以内に2万5000人以上から支持の署名が集まれば、ホワイトハウスは内容を検討して請願者に見解を表明したり、公聴会を開いて政策的な妥当性があれば関係省庁に懸案を回したりすることになる。ところが13日、ミシシッピ州の「ナリヒラ」と名乗る日本人が同じコーナーに「日本海-私たちは子どもたちに正しい歴史を教えているのに、なぜ変えなければならないのか」という請願を掲載した。この請願にはこれまでに約2000人が署名している。請願書は「日本海は歴史的に見てずっと日本海だった」「韓国は現在、北朝鮮のために強い共産主義の影響を受けており、盲目的で極端な民族主義で歴史を自分たちの主張に合わせ書き換えようとしている」とゆがんだ視点の主張をしている。

ワシントン= イム・ミンヒョク特派員
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