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経産相 原発一瞬ゼロ発言を陳謝
4月17日 13時10分

経産相 原発一瞬ゼロ発言を陳謝
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枝野経済産業大臣は、15日、「全国で運転する原発が恐らく一瞬、来月6日からゼロになる」と発言したことについて、17日の閣議のあとの会見で、発言は運転再開を前提としたものではないとして陳謝しました。

この中で、枝野経済産業大臣は、15日、徳島市での講演で「全国で運転する原発が恐らく一瞬、来月6日からゼロになる」と述べたことについて、「少なくとも『いったんはゼロになる』と言うべきところと思ったし、そう言ったつもりだった。丁寧に手順を踏めば再稼動できるとしても、5月6日を越えるということを申し上げたもので、原発の運転がゼロになったあと再稼動できるかどうかはまさにこれからの話だ。違った印象を与えたことを反省している」と述べ、発言は運転再開を前提としたものではないとして陳謝しました。
また、枝野大臣は原発の必要性に関するこのところのみずからの発言について、「ぶれているのではないかという指摘を受けているが、中長期と短期の話が必ずしも整理されておらず、発信力の足りなさはおわびしたい」と述べました。そのうえで、枝野大臣は「原発が重要な電源というのは短期的な話だ」と述べ、脱原発依存を目指すものの、電力の需給状況を踏まえれば当面は原発による電力供給は必要だとする考えを改めて示しました。
一方、枝野大臣は、この夏の電力需給対策について、「電気を急に落とすようなことは絶対にできないので、不安があれば計画停電の計画を立てることがありえるだろう」と述べ、さまざまな対策を講じても電力不足が解消されない場合は計画停電の検討もありえるという認識を示しました。

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