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2012.04.18

安藤美冬とかいう新たな勝間和代の襲来

 某番組を横目で観ていたんですが、途中からガン観してしまいました。

 安藤美冬女史というと、クリエイターは足立区の名刺を出すなというダイナミックな評論でウェブの特定方面では物議を醸す発言をされ、大物感を漂わせていたのですが、ここのところのノマド礼賛ムーブメントに乗っかり、いろんな意味で赤丸急上昇な感じがしておりまして、実にエマージングな感じがいたします。

 本来の本人の趣旨や価値とは違った側面が持ち上げられていく中で、本人の中にダークサイドが芽生え、恒星の最期のような重力崩壊を内部で引き起こした結果としてブラックホールになる現象があるのですが、当初は決算書の読み方など丁寧な論述で評価された勝間和代女史が、良く分からないうちに表紙に写った本人の顔の鼻の穴からありったけの酸素を吸い込み続けて周辺に居る人たちに酸欠症状を引き起こすようなカツマー現象を起こしたのとやや似ている雰囲気がします。

 安藤美冬女史自身の論述は決して質の高いものではなく、ある種フリーランスになった私について自己強化を続けていったら凄まじいアーマークラスとなった感じで、恐らく今後はノマドやフリーランスな生き方を先導させて新しい失業者のあり方を提案したいメディアに持ち上げられ続けることでしょう。

 なにぶん、こっち界隈の女子というのはそらの女史しかり旬がとても短いので、とかく口さがない人たちがオワコンだ何だと騒ぐので面倒が尽きない側面があるのですが、話題になっているうちに代表作の一部でもあれば、Twitterのブームに煽られて良いポジションまで離陸した津田大介さんのような意味のある成り上がりも充分期待できます。ただ、そういうウェブ社会や評論の世界というのはとても微妙な空気を読み続けなければならず、また最近は野次馬と申しますかリングサイドも陣容がどんどん充実してきておりますので、外野の野次に惑わされることなくしっかりと煽られて天高く舞い上がっていただければ大穴が開いたままの勝間和代の椅子は漏れなく座れるものと思料するところであります。

 あとは、やはり上杉隆さんにおける町山智浩さんのような、自らを燃やし照らすだけの好敵手とどのタイミングで巡り合うかでしょうね。単純なDISりではない、それでいていつまでも燻ってヲチャーが毎朝毎晩寝る前チェックせずにはいられないような、素晴らしい炎上を見たいと思いますので、やはり燃料弾薬の類はしっかりと抱え込んで飛び立って欲しいと切に願うところでございます。

 こちらからは以上です。

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    やまもといちろう

    ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
    著書に「ネットビジネスの終わり (Voice select)」、「情報革命バブルの崩壊 (文春新書)」など多数。

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