脱ヒドラジンの動向
火力プラント水処理における脱ヒドラジンへの取り組み
火力発電プラントにおいて、腐食の要因となる酸素を除去するために使用されているヒドラジンは、『変異原性が認められた化学物質(発がん性の疑い)』と評価されていることから、海外では、より安全な脱酸素剤や、脱酸素剤不使用の水処理の採用が進行しています。
脱ヒドラジン(ヒドラジン使用ゼロ)の選択として、三菱重工はプラントメーカの立場から、新しい水処理方式を提案しています。すなわち、脱ヒドラジンを目的として、(1)貫流ボイラに対しては、CWT(酸素処理)(2)ドラムボイラ、コンバインドサイクルプラントに対しては、AVT(O)+High-AVT(ヒドラジン不使用高pH揮発性物質処理)を推奨します。
担当窓口:原動機事業本部 サービス事業部 サービス事業戦略部