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ミサイル燃料に強い毒性…大きな被害の可能性も

 北朝鮮が失敗した長距離弾道ミサイルには、毒性が強い液体の「非対称ジメチルヒドラジン」という燃料が使われている。海上に落下したと推定されているが、燃え残って人が住む陸地に落ちた場合には大きな被害が出た可能性がある。

 日本のH2Aや欧州の大型ロケットの主エンジンは、燃料に極低温の液体水素と液体酸素を使い、ポンプを使って水素と酸素を高速で噴出しながら着火する。一方、ヒドラジンは酸化剤と混ぜるだけで激しく燃焼するため、エンジンの構造が単純で済む。常温での保管が可能で、即応性が求められる弾道ミサイル向けともいえる。

 過去には中国のヒドラジン系燃料を搭載したロケットが姿勢制御できなくなり、市街地に墜落して多数の死者が出た。

[ 2012年4月14日 06:00 ]

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