宮城・南三陸のわかめなど盛況　蓮田「さくらまつり」

　蓮田市の元荒川沿いのサクラを楽しむ「商工祭さくらまつり」が七日、同市河川敷公園であった。サクラは五、六分咲きだったが、Ｂ級グルメやゲームなどの露店のほか、はすだ広報大使を務めるユニット「にゃんたぶぅ」のライブもあり、多くの花見客でにぎわった。

　会場には、同市の建設会社の若手らでつくる「埼玉はすだ支援隊」の呼び掛けで、東日本大震災で壊滅的な津波被害を受けた宮城県南三陸町の馬場・中山地区の漁師たちが駆け付け、復興を懸けて育てた「福福わかめ」を初売りした。

　大漁旗を掲げたテントには人だかりができ、販売担当の千葉馨さん（３７）は「通常ではあり得ない売れ行き。支援隊の皆さんには本当にお世話になったので、ここで初売りができてよかった」と笑顔だった。

　支援隊は震災直後から同地区の復興支援を続けている。今月末には、同地区で整備中の避難道にサクラを植樹するプロジェクトに参加するという。　（増田紗苗）