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ピュリツァー賞 2部門でネットが
4月17日 9時41分

ピュリツァー賞 2部門でネットが
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アメリカの優れた報道などに贈られるピュリツァー賞が、16日、発表され、ことしは2つの部門でインターネットメディアが受賞し、アメリカの有力紙は「メディアの勢力図が変わりつつある」などと論評しています。

ピュリツァー賞は、アメリカ国内の報道や文学など21の部門を対象に優れた業績を挙げた個人や団体に毎年贈られます。
ことしは、「国内報道」の部門でインターネット上のニュースサイト「ハフィントン・ポスト」が、また「風刺画」の部門で政治ニュースの専門サイト「ポリティコ」がそれぞれ受賞し、合わせて2つの部門でインターネットメディアが受賞しました。
このうち「ハフィントン・ポスト」は、アフガニスタン戦争やイラク戦争で従軍中に大けがを負った兵士たちが直面しているさまざまな苦しみをシリーズで取り上げ、高い評価を受けました。
また「ポリティコ」の風刺画の1つは、原発をPRする看板にペンキを塗っている作業着姿のオバマ大統領の体から放射性物質が検出される様子が描かれたもので、東京電力福島第一原発の事故の後も原発を推進する姿勢を変えないオバマ政権に疑問を投げかける内容となっています。
アメリカのインターネットメディアは、おととし初めてピュリツァー賞を受賞して以来、急速に存在感を増していて、アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」も今回の選考結果について「メディアの勢力図が変わりつつある」などと論評しています。

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