医療生協:広島市内の病院・診療所、生活困窮者対象に窓口負担を減免 /広島

毎日新聞 2012年04月17日 地方版

 広島医療生活協同組合は4月から、広島市内で展開する病院や診療所で、生活困窮者の医療費窓口負担を減免する「無料低額診療事業」を始めた。社会福祉法に基づいて医療機関が収入額の基準を設定し、窓口負担の全額または半額を免除する。薬代は対象外。

 事業は、広島共立病院(安佐南区中須2)▽コープ共立歯科(同)▽協同診療所(同区西原9)▽沼田診療所(同区沼田町伴)▽津田診療所(安佐北区可部2)▽あすなろ生協診療所(同区口田1)で開始。低収入などが理由で、必要な医療を受けられない人の救済や、高齢者の孤立死対策に役立てる。

 生活保護適用の基準を目安とし、収入が基準の130%未満の場合は全額免除、130〜150%は半額免除する。給与明細書などの書類提示を求める。問い合わせは、広島共立病院(082・879・1111)。

 県などによると、済生会広島病院(坂町)や広島掖済会診療所(南区)でも同様の事業を行っている。【中里顕】

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