プログラマ経験を活かして、IT事件に取り組む、京都の法律事務所です。
島崎法律事務所 −京都−
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FAX 075-253-2631
弁護士 島崎哲朗
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業務に役立つIT −目次−
2011. 9. 5 003 ネット情報の日付の偽装
2011. 8. 28 002 10年前のネット情報の見つけ方
2011. 8. 11 001 「ネット情報の存在証明」と「リンク切れ対策」
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003 ネット情報の日付の偽装 2011.9.5
■ ネット情報の日付の偽装? ■
私が経験した裁判で、こんなことがありました。
私の依頼者の方が、インターネットで電子書籍を販売していたのですが、4か月程たって、そっくりの電子書籍が販売されるようになり、売上が激減してしまいました。そこで、その相手に対し、著作権侵害を理由に損害賠償の裁判を起こしたのです。
裁判で、相手は、自分の電子書籍は、独自に開発したものだと主張しました。そして、私の依頼者が販売を開始する数か月前に、自分は、試作品をインターネットで公開していたと主張し、その証拠に、その試作品について書かれたブログが存在するとして、私の依頼者が販売を開始した日の数か月前のブログのハードコピーを、証拠として提出してきたのです。
そのブログが、真実、その日付に作成されたものであれば、相手の主張が真実だということになってしまいます。
■ ネット情報の日付の偽装方法 ■
そこで、そのブログのサイトでは、日付を遡ってブログ記事を書くことができるのではないかとの疑問から、私自身が、そのブログのサイトの会員になって調べてみました。
そうすると、案の定、日付を遡ってブログ記事を書くことができたのです。
例えば、こんな具合です(但し、裁判で相手が証拠としたのは、別のブログサイトです)。
このように「日時設定」の欄に、実際の書込をした日より、遙か昔の日付を入力して、ブログ記事の作成日付を偽装することができるのです。
実際、
ヤフー知恵袋
によると、ヤフーブログ以外は、皆、遡って記載することができるようです。
ということは、自分が書いたブログの記事を、将来、証拠として確実に用いたい場合は、ヤフーブログのように、 日付を遡ることのできないブログを利用するか、その都度、
「ウェブ魚拓」
をとっておくしかない、ということになります。
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002 10年前のネット情報の見つけ方 2011.8.28
■ インターネットアーカイブ ■
「ネット情報の存在証明」と「リンク切れ対策」
で、
「ウェブ魚拓」
を紹介しましたが、自分で「魚拓」をとっているとか、他の人が偶然「魚拓」をとっていて、そのアドレスを見つけることができた、といったことがない限り、古いホームページの情報にアクセスすることはできません。
ところが、「魚拓」をとっていない古いホームページの情報でも、
インターネット・アーカイブ
というサイトで、閲覧したいホームページのアドレスを入力すると、かなりの確率で、 当時のままのホームページを見ることができるのです。
このインターネット・アーカイブというサイトは、グーグルと同じように、世界中のネットにアクセスして、そのコピーを自社で保管しているのです。グーグルと違うところは、過去にアクセスして保管したサイトの情報についても、ほぼ永久に保存しているようなので、アドレスさえ、わかれば、相当過去の情報も入手することができるのです。
■ グーグル、インターネットアーカイブ、ウェブ魚拓の比較 ■
グーグル
インターネット・アーカイブ
ウェブ魚拓
保存方法
自動的
自動的
人手
対象となるウェブサイト
網羅的(但し、完全に独立して、どこからもリンクされていないサイトは、対象外)
ほぼ、網羅的
限定的(誰かが意図的に指定したものに限る)
保存の頻度
頻繁(数分〜1か月。対象となるウェブサイトの更新頻度により大きく異なる。)
様々(1日〜数年)
様々
更新後の古い情報の取り扱い
一世代前の分を除き、廃棄
そのまま保管
そのまま保管
情報へのアクセス方法
検索語入力による検索
インターネット・アーカイブのサイトで、目的のウェブサイトのアドレスを入力 → その後、どの時点の情報かを選択
グーグル等での、検索語入力による、検索(但し、ヒットする可能性は少ない)
ウェブ魚拓のサイトで、目的のウェブサイトのアドレスを入力 → その後、どの時点の情報かを選択
ウェブ魚拓としてのアドレスを直接入力(自分でウェブ魚拓をとってアドレスを保管しておいた場合や、魚拓をとった第三者からアドレスを入手できた場合に限る)
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001 「ネット情報の存在証明」と「リンク切れ対策」 2011.8.11
■ 「リンク切れ対策」 としてのウェブ魚拓 ■
ホームページで新聞の記事などにリンクを張っていても、何日かすると、リンク切れになってしまうことが、よくあります。
そんなときに便利なのが、
「ウェブ魚拓」
です。
この「ウェブ魚拓」のサイトに目的の記事のアドレスを登録をした上で、登録先のアドレスに対してリンクを張っておけば、 元々の記事が削除されても、リンク切れのために記事を表示ができないといった事態を避けることができます。
先日、
「讃岐うどん」の商標登録−続報(京野菜の商標登録)
の中で、京都新聞の記事に リンクを張ったのですが、それだけでは、この記事が削除されると、リンク切れになってしまいます。ところが、ウェブ魚拓を利用 すれば、いつまでも、この記事を見ることができるのです。
京都新聞2011.8.8夕刊
こちらは、いずれ、リンク切れになるはずです。
京都新聞2011.8.8夕刊の魚拓
こちらは、リンク切れにはなりません。
■ 「ネット上の存在証明」としてのウェブ魚拓 ■
ウェブ魚拓は、魚拓を登録した日時についても、同時に記録してくれるので、その記事が、 「その日時に、ネット上に存在した」ということを証明する手段としても利用することができます。
例えば、自分がホームページに書いた文章が、他人に盗用されたと主張する場合、相手の文章が ネット上に出現する以前に自分の文章がネット上に存在した、ということを証明する必要がありますが、 ウェブ魚拓をとっておけば、簡単に証明することができるのです。
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